自治労第148回中央委員会が、1月29日午後から1月30日まで東京都・TOC有明で開かれる。中央委員会に先だち、道本部は1月29日9時30分から、東京ベイ有明ワシントンホテルで参加団会議を開き、北海道としての態度を意思統一した。
中央委員会には、北海道から中央委員21人・傍聴7人が参加するほか、道本部組織内・逢坂誠二衆議院議員、本部派遣役員の川本中央本部書記長、石上中央執行委員、岸中央執行委員、大門生活経済政策研究所専務理事・事務局長、全労済職域事業本部・友利専務執行役員らが出席した。
はじめに、山上・道本部委員長は、「当面する春闘•統一選をどうたたかうか、来年に迫った参議院選挙に誰を擁立してたたかうかを決める大事な中央委員会となる。一糸乱れぬ統一的な対応を要請する」と述べあいさつした。
逢坂衆議は、「民主党のなかで、総務部門の政策の取りまとめ、地方改革あるいは地方創生という内閣部門でも政策の取りまとめを担当している。今まで以上に自治労のみなさんの役に立って行きたい」と述べた。また、「この2年間で大きく国会は様変わりしている。給与に限らず地方はやすい・低いイメージを持っている。地方創生とは、真逆でありこれにストップをかけていかなければならない。国会軽視だけでなく地方議会を無視するものだ。原子力問題についても、総選挙のドタバタのなかで固定価格買い取りの根幹が骨抜きにされ、大間原発も猛スピードで進んでいる。課題は山積しているが自治労のみなさんとスクラムを組んで頑張る」と決意を述べた。
その後、本部派遣役員が紹介され、川本中央本部書記長が「2015春闘の重点課題は、①賃上げ②地方財政の確立③格差是正として、全力で取り組む」と決意をのべた。また、「総選挙後も一強を許す形となった。しかし、この間の地方選では自公が支持する候補にNOがつきつけられている。統一選に一人でも多くの私たちの考え方を理解いただける仲間を配置し、地方から今の自民党政権を打倒する意思を表明してほしい」と述べた。さらに、「政権交代はまだ先となるが、わずか2年でどれだけのことをされてきたのか思い起こせば私たちはもう一度政権交代をめざすしかない。そのために統一選でしっかりと足場を作り来年の参議院選挙でのえさきたかしの圧倒的勝利が最低限の条件となる」と強調した。
このあと、大出道本部書記長が議案の説明をした。
北海道の発言は方針の補強として、①2015春闘の取り組み、②地方公務員の給与水準引き下げ攻撃に反対する取り組み、③人事評価制度への対応、④政治闘争の4点にしぼって発言することを提起し、発言者は、難波道本部副委員長が行うことを全体で確認した。
なお、中央委員会役員の選出については、議事運営・資格審査委員に、空知地方本部・全道庁労連空知総支部の川原 直子・中央委員があたる。