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道本部青年部は、12月20日~21日、札幌市・自治労会館で「2015国民春闘勝利!自治労北海道本部青年部春闘討論集会」を開き、108単組・総支部277人(うち女性53人)が参加した。

今回は 「職場・賃金にこだわり、単組・総支部での具体的な運動に繋げるため各種運動の必要性を再確認しよう!」をテーマに開催した。

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講演する渡邊前道本部青年部副部長

 

1日目は、斉藤青年部長あいさつ、山上道本部執行委員長あいさつ、上島道本部女性部長あいさつの後、「2015春闘の課題と職場での実践」と題し、渡邊前道本部青年部副部長から「2015春闘の課題と職場での実践」と題し、講演を受けた。講演では、春闘情勢や給与制度の総合的見直し、人事評価制度など直近の課題の問題点などについて話され、最後に「どんな取り組みも職場や生活のなかで実践しなければ何も変わらず、そのためにも仲間と一緒に一歩踏み出すことが大事である」ということを学んだ。その後、幹事会から2015国民春闘方針、当面する闘争方針の提起があり、分散会を行った。

分散会の様子

分散会の様子

分散会では、「基本給だけでは生活が厳しいので、時間外やボーナスをあてにして生活している」「人員削減により業務量は増加しているがサービス超勤が当たり前になっていてモチベーションが上がらない」「人事評価制度導入で職場実態を知らない上司に評価されるのは納得がいかない」といった不安や不満の声が多く出された。

講演する道下 大樹道議会議員

講演する道下 大樹道議会議員

2日目は、3本の分散会報告、平和友好祭中央祭典報告を行った。また、道下 大樹北海道議会議員より「北海道の確定闘争に対する組織内道議団の取り組み」と題し、組織内議員としてどのような活動をしているのかの報告を受け、「公務員賃金は地場の賃金水準であり、地域経済を活性化させるためにも賃上げは必要なこと。そのために組織内議員として側面支援など最大限努力していく」と力強い決意も出され、参加者からは「私たちの賃金や職場実態などに関し、様々な取り組みをしてくれていることを知り、自分達の思いを政治に届けてくれる議員の重要性に気づいた」など政治が身近なものであることを学んだ。その後の全体討論では、「給与制度の総合的見直しのたたかいにおいて、労使合意がないまま当局が議会へ強行提案したが、議員に自分達の生活実態や制度の問題点など丁寧に説明したことで、当局提案が否決され1号俸抑制を阻止することができ、政治が自分達の生活に密接に関わっていることを実感できた」「青年部の存在意義を部員に感じてもらうため、初めて独自要求に取り組み、職場実態などを踏まえ、当局に要求書を提出し、結婚休暇取得期限の延長などを勝ち取り、声をあげることで現状を変えられることに気づけた」など全体で16本の発言が出され方針が補強された。

 

2015春闘勝利へ向け団結ガンバロー

2015春闘勝利へ向け団結ガンバロー

集会の最後、斉藤青年部長が「多くの地本や単組・総支部の発言の中で、自分達の生活・職場実態を丁寧に把握しながら、自らの問題は自ら声をあげなければ変えられないという思いを具体的な行動にて実践してきたという状況が報告された。こうした取り組みを行うにも本音で話せる仲間がいなければ実践は難しいが、いきなり仲間が増えることはない。丁寧な活動により一人ひとりが地道に仲間に関わっていくことでしか組織強化ははかれず、運動の前進もない。2日間の学習と討論で気づいたことや、決意を新たにしたことなどを、まずは職場に戻って仲間に拡げ、2015春闘勝利にむけ、一歩ずつ運動を前進させていこう!」と集約し、団結ガンバローで集会を終えた。