謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
本日1月5日、道本部は、午前10時から自治労会館内で働く人たちが集まり旗開きを行いました。
山上委員長は「今年は羊年。その特徴は、群れをなすという意味では家族の安泰を示して、いつもでも平和に暮らすことを意味する。新年早々に地公三者のたたかい、同時に2年連続賃上げ掲げた春闘、知事選を頂点とした統一選のたたかいもはじまる。政治的には12年間の道政を奪還し、新しい政治をつくるためのたたかいだ。この12年間、北海道は厳しい状態に追い込まれた。誰もがそう思っているだろう。これに道政は何も対応してきていないと断言できる。高橋知事は人口減に歯止めをかけると言ったようだが、何をもって、何をやってきたのかを語らなければ何の意味もない。歴代の知事選で4選を果たした人はいない。それが北海道知事の歴史。自治労として4選阻止にむけてたたかいを挑む。もう一度、地方自治確立にむけて道政を取り戻さなければならない。最後まで結束してたたかおう」と述べあいさつしました。
あいはらくみこ参議院議員は「昨年の選挙戦の協力に感謝。自治労的には厳しいたたかいだった。自治労組織内・政策協力がそれぞれ立候補したが、前回を上回っていない。来年の参議選は心して挑まなければ厳しい状況になる。なぜ、組織内・政策協力議員が必要かを今一度認識しなければならない。昨年末の給与制度の総合的見直し、平和を脅かす動きは政治的な力が働いている。自分たちの生活に直結していると感じていないのではないかと危惧している。新たな年に真剣に取り組まなければならないという決意をお互いに固め合おう」と述べました。
また、「民主党代表選(1月7日告示・1月18日の党臨時大会で選出)を前に、長妻あきらさんと話をし、労組や現場との意見交換をしてこなかったということを指摘した。また、官僚政治を打破すると言ってきたが、省庁内での対立ではないと指摘した。長妻さんは関わる場が少なかったと真摯に受け止め反省している。その上で、私たちが民主党再生で臨む安全保障、格差、原発問題が一致していると見なして、長妻さんを代表戦の支援部隊となる決意をした。誰がどんな思いで立候補したか周知できる時間がないが、仲間の声をしっかり入れていくという思いで判断した。安倍政権はこの4年で相当色々なことをやってくる。力合わせて頑張る」と述べあいさつしました。
佐藤・北海道地方自治研究所理事長は「北海道経済が疲弊している。どうするか最も簡単なことは、自治体職員の賃金上げること。お金を回すため、労働組合が頑張って賃上げすることが重要だ。これにより地方経済が潤うだろう。知事や各級議会の重要性が高まっている。統一選で多くの組織内・協力議員を当選させてほしい。特定秘密保護法が12月10日から施行された。私たちの行動に制約がされる。運用に関して監視しながら自治体から声をあげていくことが必要。今後も北海道における自治の課題を研究していく」とあいさつしました。
峰崎顧問は「世界的に有名な、フランス人学者・トーマピケッティーの「21世紀の資本」が翻訳されて本をまだ読み切っていないが、資本論をもう一度学習する時期ではないかと思う。『NHKのマッサン』でいよいよ北海道が舞台になる。その番組で出てくる好きな言葉は、関西弁で『やるんならしっかりやろう』という意味で、『やってみなはれ』という言葉がある。今年は統一選。知事候補が決まっていないが、挑戦される方にその言葉を投げかけたい。厳しい時代だが、挑戦者のチャレンジ精神をもう一度決意し合おう」とあいさつしました。
最後に全道庁労連・千葉委員長が「地公三者は1月末にヤマ場にたたかいがはじまる。独自削減16年になった。なんとしても削減を止めさせる。知事選も全力で『やってみなはれ』という決意でたたかう」とあいさつしました。
このほか、旗開きには来賓として、髙柳労金理事長、西村社会保障局長が出席しました。
組合員のみなさま、新しい年2015年も自治労道本部は、書記局一丸となって頑張ります。引き続きどうぞよろしくお願いします。