第47回衆議院選挙の結果を受けて、道本部として以下のとおり声明を発出いたします。

ご奮闘・ご協力いただいた、すべての地本、単組・総支部、組合員・家族の皆さんに、心からの敬意と感謝を申し上げます。

 

47回衆議院選挙を終えて

 

12月14日に投開票が行われた第47回衆議院選挙の結果は、民主党が73議席にとどまる一方、自民党が291議席、公明党も35議席を獲得し、与党が3分の2議席を占め、巨大与党が引き続き政権運営をすることとなった。道内では、小選挙区で自治労組織内候補の逢坂誠二さんと、自治労政策協力候補の佐々木隆博さんを合わせた3人の議席を奪還した、比例区においても推せん候補の2人が復活当選し、合計5人の議席を勝ち取った。

 

自民党は、単独での3分の2議席にこそ届かなかったものの、解散前議席にほぼ匹敵する291議席となった。この結果により選挙で信任を得たとして、今後の政権運営は労働者派遣法などの労働法制改悪、原発再稼働、憲法解釈変更による集団的自衛権行使のための関連法整備や、経済政策においては大企業優先の新自由主義的な政策をより一層推し進めるであろう。また、安倍首相は早くも自身の悲願である「憲法改正」にむけた議論を進めていく考えを表明している。

 

一方、民主党は再度の政権交代を展望するたたかいを構築できるかが焦点であったが、結果は引き続き野党第1党の座を確保したものの、解散前議席よりも上積した73議席に止まり、1強他弱の状況を打破できず、与党に対峙する勢力としてはきわめて厳しい結果となった。

しかし、北海道におけるたたかいは、2年前の壊滅的状況から立ち直りつつあり、結果として小選挙区においての獲得議席は3議席ではあったが、準備期間がなく極めて短時間での厳しいたたかいのなか、全道各小選挙区において与党候補に対し互角のたたかいを繰り広げたことは、民主党王国北海道復活への第一歩と言える。

 

今回の選挙結果を受けて、安倍巨大与党に対抗し、政権運営をフリーハンドにさせないための次の一歩が、来年4月の統一自治体選挙のたたかいである。私たちがめざす平和な社会や地方自治を守るためにも、民主党を中心に地方からたたかいを構築し、組織一丸となって組織内議員をはじめとする推せん候補の必勝をめざそう。

あらためて、慌ただしい師走の各種取り組みも重なる中での短期決戦に、ご奮闘・ご協力いただいた、すべての地本、単組・総支部、組合員・家族、そして退職者会の皆さんに、心からの敬意と感謝を申し上げるとともに、これからの取り組みにさらなる結集をお願いする。

 

2014年12月15日

自治労北海道本部

執行委員長  山上 潔

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