北海道平和友好祭実行委員会は11月23日、天塩町・社会福祉会館で「11.23幌延デー北海道青年女性学習会」を開き、3産別1団体153人が参加した。

幌延デー学習会IMGP2666[1]はじめに、瀧口実行委員長(道本部前青年部長)が「安倍政権は国民の反対の声があるにも関わらず、原発再稼働や集団的自衛権の行使容認など、多くの反動的な政策を進めようとしている。改めて職場から平和を考えるきっかけにしてほしい」と述べあいさつした。

 

 

 

講演その後、川原 茂雄さんが「核のゴミと核燃料サイクルのゆくえ」と題して講演した。

川原さんからは「国が進めている核燃料サイクルは世界的にも成功しておらず、現在も高速増殖炉もんじゅは停まったままで、計画自体すでに破綻しているが、原発を維持することで「核の潜在的抑止力」になるため、原発を止めることができない」とこの間政府が進めて来た原子力政策の実態について説明がされた。

また、福島の5歳の女の子が将来の夢に「普通の生活に戻りたい」と書いた手紙を紹介し、「私たち大人が子供たちにこんな思いをさせてはいけない。原発ゼロにむけて、責任ある行動をしなければならない」と述べた。

団結その後、斉藤実行委員(道本部青年部長)が「本来国民を守るべき政府が国民生活よりも国際的な立場を優先した身勝手な考え方により、福島では現在でも普通の生活も出来ない方が大勢いる。今集会で学んだことをきっかけに、職場・地域でも学習や大衆行動を広げ、反核・反原発のたたかいを強化していこう」と集約し、団結ガンバローで集会を終えた。