道本部女性部は9月21日~22日、札幌市・自治労会館で「第28回道本部女性部定期総会」を開き、119単組・総支部202人が参加した。
主催者・来賓のあいさつの後、執行部から一般経過報告、第1号~第2号議案を提起し、議案に対する質疑・応答を行った。
各地本・単組からの発言では、「輪番制で各単組から役員・幹事を選出しているが、女性組合員数が11人、子育て・介護等の事情で役員を出せないという単組があった。このような単組が今後ないよう、組織強化をはかるため、女性役員の育成・執行部への配置、道本部、地本行事の出席者を固定化させない取り組みを進める」「休暇・時間外等の認識の差やその他の権利についても知らないことが多い傾向にある。道本部女性部職場改善実態調査の集計結果をもとに、学習会を開き、休暇について講演・グループトークによる検討を行う予定」といった発言や各地本で工夫をこらした集会・学習会、男女がともに担う自治労北海道計画、オルグの取り組みなどの発言など、2日間で24本の発言があり方針が補強された。
最後に、戸村女性部長が「役員の担い手不足、組合に結集する機会が少なくなってきたり、弱っているという声を聞くが、なんのために女性部運動をしていくのか、なんのために女性部が必要なのか、女性労働者の抱えている問題、要求を吸い上げその要求に対する意思統一をする。それを組織全体に反映し、解決にむけて結集した活動を進めていく。そして自分たちが働くことの意義をしっかりと認識し、一人の労働者として自覚し組織化をはかる活動だ。私達女性自身が女性の声をきちんと聞き取り、むき合い自分たちが問題を考える大事な場で。個人の意見では、取り上げてはもらえないが、組合で動くことによってそれが組織の要求となっていく。その組織をみなさんが運営しているということを、しっかりと責任を持ち今後の運動を進めていってほしい」と執行部答弁を行い、すべての議案が出席代議員全員で承認された。
引き続き、役員選挙を行い、2本の決議文と総会宣言を採択し、戸村女性部長の団結がんばろうで閉会した。
【2014年度女性部新役員体制】
部 長 戸村 のぞ美 (中標津町労連)
副部長 北口 幸恵 (妹背牛町職)
副部長 佐藤 美香 (名寄市職労)
書記長 選 出 中
書記次長 酒井 英子 (喜茂別町職)