自治労は、毎年7月を「安全衛生月間」と位置づけ、安全で快適な職場環境と労働安全衛生を確立するための取り組みを進めています。各地本・単組・総支部におかれましては、この期間中に、労働安全衛生活動の取り組み強化をお願いいたします。また、自治労安全衛生月間「ポテッカー」および「職場点検活動のてびき」を各地本・単組・総支部に送付しますので、積極的な掲示・活用をお願いします。
なお、中央労働災害防止協会から「平成26年度全国安全週間実施要綱」が発せられておりますので、ご参照ください。 https://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/index.html
1.2014年度自治労安全衛生月間スローガン決定
今年度の自治労安全衛生月間のスローガンは、3月に2014道本部組織労働局発第0265号にて募集したところ、道内から安全分野で15点(全国から121点)、衛生分野で12点(同110点)の応募がありました。(全国で前年の3倍)
4月30日に自治労本部で審査が行なわれ、その結果以下の2点を入選、4点を佳作として入選作品が選ばれ、北海道からは「安全分野」で札幌公共サービス労組の斉藤美枝子さんが佳作に選ばれ、「衛生分野」で札幌公共サービス労組の渡邊真美さんのスローガンが採用されました。
【安全分野】
入 選 きっとある あなたの職場の改善点 島根県本部 国保労組 永島 正臣さん
佳 作 思い込み 慣れが思わぬ災害に 北海道本部 札幌公共サービス労組 斉藤 美枝子さん
「大丈夫?」違う角度でもう一度 奈良県本部 平群町職労 貞岡 佳子さん
【衛生分野】
入 選 良い仕事 まずは健康管理から 北海道本部 札幌公共サービス労組 渡邊 真実さん
佳 作 どうかした? 一言だけど 救われる 山口県本部 国保労組 深津 康幸さん
ゆるさない。いじめ、パワハラ、過重労働! 岐阜県本部 岐阜県職労組連合 木村 順子さん
2.単組の取り組み目標
【重点目標】
①安全衛生委員会が未設置の事業場は安全衛生委員会を設置する。
②安全衛生委員会の年間計画を作成する。
③全職場の点検・巡回を定期的に実施する。
④パワー・ハラスメントの予防・解決策を実施する。
⑤メンタルへルスの相談体制や職場復帰体制の改善策を実施する。
※ さらに目標を設定し取り組める事業場の取り組み項目 別紙1
3.職場点検のすすめ方
具体的には、2014年度版「職場点検活動のてびき」を参考にして下さい。重点目標については次の要領に基づいて取り組みます。
【表紙】 2014年版 職場点検活動のてびき 【本文】 2014年版 職場点検活動のてびき 職場における腰痛予防対策指針
①職場点検・巡視
職場点検・巡視は、安全衛生委員(労使)で行う。委員会がない場合は、単組が行います。その際、チェックリストを用いて点検し、チェックリストは各職場にあったものを作成します。全組合員が点検作業や討論など、なんらかの形で参加します。そのため、各自にチェックリストをコピー・配布して記入してもらうことを検討します。なお、今年度からチェックリストに交通職場を加えました。
一般事務職 学校職場 給食調理場 消防事業 上下水道事業 清掃事業 病院職場 保育所職場
②時間外労働の点検
インターネットやPCの普及で、膨大な情報が瞬時に入手できるようになったため、業務量および時間外労働の増加は深刻です。職場の時間外労働の実態を調査し、長時間労働や過労・ストレスの訴えがある職場の点検を行います。安全衛生委員会において仕事量・仕事編成・仕事内容の改善について協議します。
4.安全衛生集会・学習会・講座などの開催
この期間中に、地本・単組・総支部などで安全衛生についての集会・学習会・講座などを開催してください。安全衛生活動の必要性を周知し関心を高める内容となるよう、参加者による職場点検を実施するなど、参加型のカリキュラムを検討してください。
道本部では7月12日(土) 自治労会館3階中ホールにおいて、「2014年度道本部安全衛生講座を開催します。日本カウンセラー協会より講師をお招きし、自治体職場で喫緊の課題となっているストレスとメンタルヘルス対策について学習を深めていきますので、各地本・単組・総支部からの積極的な参加をお願いします。※ 詳細は2014道本部組織労働局発第0365号をご参照ください。
5.参考資料