5月31日、札幌市:自治労会館で、第4回目となる「活動家育成講座~土曜講座~」が開講された。
第Ⅳ講座から後期講習に突入、実務編として「賃金制度・諸権利」などの学習に入った。給与構造改革以降、複雑化する賃金制度に参加者一同、耳を傾けながら、予想される「賃金制度の総合的見直し」も見据え、現行制度について学習した。
第1課題は、「初任給の基準とその決定方法」として、職務の級の決定基準、号俸の決定、初任給の適用方法や初任給調整などを学習、調整方法は具体例からの調整などを実際に計算するなどした。初任給調整は、単組によっても「同職種」と考えられるかどうかの基準もあり、再度、組合員の賃金水準を確認し、低位に押さえられている場合は、交渉などによる回復などを勝ち取ることも必要です。
第2課題は、「昇給・昇格の方法と昇格後の給与決定」について、2006年度の給与構造改革以後の昇給、そもそもの昇給の概念、号俸数の調整、そして昇格制度について定義や要件などを学習、実践演習として「昇格号俸対応表」を作成、そして「モデル賃金ライン」も作成しました。
第3課題は、「諸手当の種類とその考え方」について、諸手当の性格から、所定内外給与になるか、官民の比較対象給与についても学習した。また、各種手当の解説も行い、寒冷地手当については、2004年の制度改正についても、その問題点を学習してきた。
次回は、6月7日、道本部第119回中央委員会の翌日に「第Ⅴ講座」を実施する。残すところ、あと2回講座を予定する。
第Ⅳ講座の資料は下記のとおりです。単組学習会などで活用をお願いします。
01 初任給の基準とその決定方法 02 国家公務員の給与平成25年度版(俸給表関係) 03 昇給、昇格の方法と昇格後の給与決定について 04 演習 給料表 04 演習 昇格時号俸対応表を作成しよう 05 演習 モデル賃金ラインを作成しよう 07 演習 昇格時号俸対応表 08 諸手当の種類とその考え方 09 寒冷地手当の支給地域区分(国-道旧制度) 10 国家公務員の給与平成25年度版(諸手当関係) 11 資料 寒冷地手当関係参考資料