5.16①

 

 

 

 

5月16日の早朝、米巡洋艦シャイローの入港に反対するため、函館地区連合・道南地区平和運動フォーラムらが函館市北埠頭で集会を行い、当該単組や各産別など約100人が参加して抗議の声を上げた。

5.16② 冒頭、主催者を代表して道平和運動フォーラムの南部副代表が「平和な民間港が軍港として使われる、“親善”という理由で平気で入ってくる、その背景の根拠には日米地位協定があるが、私たちは安保そのものに疑問を持っており、この体制をまずは脱却しなければならない。イラクに対してトマホークミサイルを実際に撃ち込んでいる軍艦が“親善”という名前で函館港に入港することは断じて許されない。今、まさに平和が危ない。集団的自衛権の解釈変更が具体化されようとしている。道平和運動フォーラムはこの現状を踏まえ、戦争をさせない北海道委員会を立ち上げて取り組みを進めている。一つひとつのことに反対の声を上げ続け、そして今回のような米軍艦がいつでも勝手に入ってこられるような状況を食い止めよう」とあいさつした。

 

5.16③ 続いて、民主党函館支部副代表の平出道議が「今朝の新聞で、安倍首相にとっては念願の、そして私たちにとっては屈辱の解釈変更で集団的自衛権を行使しようという報道がされたこの朝に、米軍の巡洋艦が入ってくる。地元として、大きな客船を呼ぶために岸壁の掘り下げをしたものが、民間の船ではなく米軍艦が入るということになってしまった。私たちはこれまでも反対してきたし、そしてこれから集団的自衛権を万が一認めるような時代となっても反対の意思をしっかりと表わし続けなければならない」と訴えた。

 

 

5.16④メッセージ、集会アピールの確認の後、道南地域平和運動フォーラムの柴田事務局次長(渡島地本書記長)の発声で、「軍艦入港はお断り!」、「平和な函館港を軍港化するな!」、「シャイローは出て行け!」と、抗議のシュプレヒコールを行った。