『銃口』は、昭和の戦争がすすむ時代<天皇は神>という教育を受けた一人の男性が、やがて教師となり熱心に教えた綴り方(作文)教育で突然警察に捕まるという「北海道綴方教育連盟事件」を題材に、<昭和と戦争>を描いた作品です。

作品には、自身が軍国主義教育に何の疑いも持たなかった教師体験の反省から、「この昭和という体験は、どうしても書きのこしておきたい。戦争を二度とおこしてはならない、おこさせてはならないと、若い人たちが真剣に考えてくれればという願い」が込められています。
『銃口』は<三浦綾子の遺言>とも言われ、書き終えた綾子は「昭和時代が終わっても、なお終わらぬものに目を外すことなく、生きつづけるものでありたい」と次の世代へ大雪なメッセージを託しました。
この『銃口』展が、いまもさまざまな形で人間に向けられている銃口に無関心に生きることが、結果的に自分が自分に銃口を向けるものであることに気づき、その危険に目をそらすことなく、人間が人間らしく生きることの大切さを再認識するきっかけになればと願っています。

【開催機関】2014年4月25日(金)~11月3日(月)まで

 

応募希望の方は、このページの上にある「道本部へのメール」に下記項目を記入の上ご応募ください。お待ちしています。

①お名前
②単組名(所属の組合名です)
③連絡先電話番号

◇締め切りは5月30日(金)12:00とさせていただきます。

詳しくは下記のチラシをご覧ください。

『銃口展』チラシ