米海軍ミサイル巡洋艦「シャイロー」が5月16日から21日まで函館港に入港することが明らかになり、函館市も2日に入港を許可しました。
2月の米イージス艦「カーティス・ウィルバー」および「ジョン・S・マッケイン」の苫小牧港入港に続き、「親善および友好」を口実とした度重なる米艦船の北海道内への入港は、北海道における民間港の軍事的利用を常態化させています。また、核兵器廃絶平和都市宣言を行っている函館市民の努力を踏みにじるものです。
道平和運動フォーラムは道南地域平和運動フォーラムなどとともに、8日に函館市に「入港許可を撤回すること」を求め、要請行動を行いました。あわせて、4月18日に在日米軍から日米地位協定に基づく入港打診があったにもかかわらず、函館市が明らかにしたのは4月30日であり、函館市はすでに25日には外務省などに核兵器の搭載有無を確認していたことから、入港打診後に直ちに公表しなかったことに対して強く抗議しました。
これに対して、片岡函館副市長は「外務省から『核搭載能力を有しない以上、核兵器を搭載していないことに疑いはない』とする回答を得て、5月2日に港町埠頭の岸壁使用を許可した。国と国との取り決めの中で、諸条件が整えば(入港を)認めざるを得ない」、「市民への公表のあり方については、今後検討する」と回答するにとどまっています。
このことから、道平和運動フォーラムは下記のとおり、入港反対の打電行動を取り組むこととしました。道本部としても、これ以上道内港を軍港化させない立場から短期間ではありますが、最大限の取り組みを進めることとします。各単組・総支部の積極的な取り組みをお願いいたします。
取り組み期間:5月12日(月)~15日(木)
取り組み方法・打電文例などはこちら↓↓を参照願います。