道本部青年部は4月12日、札幌市・自治労会館で「2014自治労北海道本部青年部政治集会」を開き、13地本から51単組・総支部98人(うち女性20人)が参加した。
1日目は、瀧口青年部長のあいさつのあと、道本部山上執行委員長、あいはら参議院議員よりあいさつを受け、その後、石上・本部総合政治政策局長が、「自治労と政治闘争」と題して講演した。
石上局長は、「財務省は地方へ配分する予算を減らそうとするが、自治労と交渉している総務省は維持しようとする」「政治とは選挙だけでなく、省庁に対する影響力を持つことにも意義がある。自治労という労働組合に組織されている一人一人がいるから中央でもたたかうことができる。今後も若い仲間がどんどん自治労に結集してほしい」と述べた。
また、「公務員は仕事すべてが政治と密接に関わっている」「自分の自治体をより良い自治体にするためにも、まずは自分の目標を持ち、その実現のためにどういった政策が必要なのかを考えあってほしい」と述べた。
その後の分散会討論では、民主党北海道青年局の若手地方議員7人とDASH政治塾塾生7人が参加し、自分たちの自治体の課題やその解決策などについて討論を行った。
参加者からは「自分たちの仕事と政治が密接に関わっていることが理解できた。職場環境を改善していくことも政治闘争だと感じた」「より政治を身近に感じるためにも、自治体議員との意見交換会などを青年部で行いたい」「地域住民と町作りについて議論することで、若い世代の議員を送り出せるのではないか」といった声が出され、青年部員だけでなく、議員とも直接話したことでの多くの「気付き」を得ることができた。
また、分散会報告のあとに民主党北海道道下青年局長より、「今回の討論のなかで、我々議員も多くの職場実態などを知ることができた。議員ももっと外に出て行くことが必要。今後もこういった機会があれば是非呼んでほしい」と話された。
集会の最後に、道本部青年部佐藤書記長が、「今回の集会をつうじて、自分たちが選挙以外でも政治に密接に関わっていることに気付けた。この気付きを拡げるためにも、職場や単組で政治について議論できる仲間をたくさんつくっていこう」と集約し、瀧口青年部長の団結ガンバローで集会を終えた。
道本部青年部では、来年の統一地方選を見据え、政治闘争についての学習強化と、広く大衆に訴えかける運動を積み重ね、働くものが豊かに暮らせる社会の実現にむけ、さらに取り組みを強化していく。