3月20日、東京・日比谷野外音楽堂で、「憲法を破壊する集団的自衛権行使反対!戦争をさせない1000人委員会出発集会」が開催され、降りしきる雨の中、約4,000人(北海道から50人)が参加した。
最初に開会のあいさつに立った鎌田慧さん(ルポライター)は、集団的自衛権行使容認へ突き進む安倍政権と対決し、戦争をなくし、みんなが明るく生きていける社会をめざす運動として「戦争をさせない1000人委員会」のネットワークを全国に拡げようと訴えた。
また、政党からの連帯あいさつとして、民主党・近藤昭一衆議院議員、社民党・照屋寛徳衆議院議員、生活の党・鈴木克昌衆議院議員、共産党・笠井亮衆議院議員より、それぞれ発言を受けた。
続いて、「戦争をさせない1000人委員会」事務局長である内田雅敏さん(弁護士)から、安倍政権の憲法破壊を危惧する人々が立ち上がり、3月4日の発足集会で全国にアピールを発したこと、そして呼びかけ人は100人に達していることが報告された。
そして、大江健三郎さん(作家)、山内敏弘さん(憲法研究者・一橋大学名誉教授)、池田頼将さん(元イラク派遣航空自衛隊員)、小山内美江子さん(脚本家)、落合恵子さん(作家)、佐高信さん(評論家)ら呼びかけ人がそれぞれ発言した。
最後に、「戦争をさせない1000人委員会」のこれからの行動として、福山真劫さん(平和フォーラム共同代表)が、①地域や職場に、参加・賛同の輪を拡げてほしい、②全国で署名運動にとりくんでほしい、③地域や職場で「戦争をさせない」、「集団的自衛権の行使容認を許さない」という集会、学習会などの行動を強めてほしい、④国会議員や全国の地方自治体の議会に対して、集団的自衛権の行使容認は絶対許さないという要請行動を強めて⑤閣議決定が最大の山場。そのときは全国から駆けつけていただきたい―と提起し、司会の上原公子さん(元国立市長)が、「暴走したら止まらない安倍政権を私たちで封じ込めよう」と呼びかけ、終了した。
4月以降は具体的な取り組みとして、「戦争をさせない全国署名」を進めていくこととしており、また、北海道段階では4月12日(土)に「戦争をさせない北海道委員会設立集会」(13時30分~、ホテルニューオータニイン札幌)を開き、諸取り組みを進めていく。
各呼びかけ人の発言についてはこちら
「戦争をさせない1000人委員会」HP ⇒ http://www.anti-war.info/