初めての試みで、各地方本部の女性推進委員の参加を得て、9月6日、札幌市・自治労会館で「男女がともに担う自治労北海道拡大推進委員会」が開き30人(内女性18人)が参加した

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道本部推進委員会・山木事務局長が司会進行し、藤盛・道本部副委員長が「男女とも課題のひとつのきっかけとしてもらいたく開催した。難しい課題であることは第4次計画策定時から出されてきた。女性の活動家育成も進んでいなく、議論も不十分だが、それぞれがそれぞれの立場で課題を持ち帰り、この運動の新たなスタートと位置づけてほしい」と述べあいさつした。

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藤盛・道本部副委員長

講演Ⅰでは、自治労本部・青木総合企画総務局長(本部男女とも事務局長)が、「自治労の男女がともに担う運動」と題して、「今こそ労働組合に女性の力を」課題として、①男女平等の世界的な動きの歴史、②男女雇用機会均等法ができるまでの女性奮闘を描いた、10数年前のNHK「プロジェクトX」のビデオ鑑賞、③男女平等の国内法の経過その権利の経過、④世界の中の日本の男女平等、⑤労働組合で男女平等を以下に進めるか、など、自身の経験と取り組みの実態を交えて講演をした。

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自治労本部・青木総合企画総務局長

青木さんは「国の法律は最低基準、労働組合として基本の“要求-交渉-妥結-書面協約”で獲得できる課題は多い、そのための議論と取り組みが必要だ」と述べた。また「この課題は、自身のことと位置づけた考え方が重要。公務職場は働きやすい印象があるが、中途退職は依然として多い実態。女性自らが運動への参画、そのために話し、課題を確認して、具体的な取り組みのため執行部とやり取りを行い、実践する必要がある」と強調した。

※講演のレジュメは下記をクリックしてダウンロードしてください。

20130906拡大男女とも・青木総合企画総務局長・講演レジュメ 

講演Ⅱでは、東京都本部・樺山政治政策局長が「東京都本部の男女がともに担う運動の取り組み」と題して、自身の運動経験や職場で実施に体験し、行動してきた実態、行政職員のとしてのあり方、ワークライフバランス労使協定からの取り組みなどを織り交ぜて、講演した。

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東京都本部・樺山政治政策局長

樺山さんは「オラが自治体はどうなっているのか、職員だからこそ見なければならないし、見えるはず。男女平等に反対の人はいないが進んでいない。私たち自身が取り組みを進めることで地域の男女平等にもむき合える」と述べたうえで、「相手がどう思うか男女ともそうした思いが重要、感じたこと、受けたこと、疑問は労働組合としても受け止めるべき」と強調した。さらに「ワークライフバランス労使協定をまずは進めよう。自治体職員は、住民にとっての財産にならなければならない。まずは口に出すことが重要。公務職場だからこそ公共民間・臨時非常勤の方の話を聞こう」と呼びかけた。最後に、「東京都職で“主人といわない”運動をしてきた。自分も一家の主人であることを自覚する。普段の当たり前が実はおかしいこと、疑問を持ったら話をしよう」と締めくくった。

樺山さんは、普段における男女平等についても考え方などにも触れられ、東京都職での具体の取り組み、本当に悔しい思いをしてきたからこそ運動・労働組合は重要であることを、熱のこもった講演となった。

※樺山さんの講演レジュメ・資料は下記をクリックしてダウンロードしてください。

20130906拡大男女とも・樺山政治政策局長・講演レジュメ

資料1、2012男女統一闘争ニュース5

資料2 2013男女統一闘争ニュース3(2013.6.14).

資料3 2013年度都本部男女平等セミナー チラシ

資料4 家族とジェンダー

資料5 コラム 文書

資料6第41回都本部中央委員会決議(案) Microsoft Word 文書 (5)

資料別紙

資料別紙2

 

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その後、北海道内の具体的な取り組み紹介として、網走と空知の推進委員会の取り組み報告を、網走・結城推進委員長、空知・西野推進委員長がそれぞれ報告した。いずれにしても「なにかやろう」そうした思いがなければできない運動であること、不満や悩みは必ずあり、そうしたことを運動にどうつなげるか、気づかない当たり前と思っていることに疑問を持つこと、話をすること、聞くことが重要であることが、講演・報告をつうじて出された。

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網走・結城推進委員長

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空知・西野推進委員長

最後に、藤盛推進委員長が「この問題を真剣にやろうと思えるか、否定する人はいない。キーパーソンの発掘や、そしてそこから何かしら動き出すことが大事だ」とまとめて拡大推進委員会を終了した。

終了後、数人の参加者から、「参加して良かった」「何かはじめたい」「学習会を予定したいので協力を!」といった意見が寄せられた。