12月21日、札幌市ガーデンパレスで連合北海道第65回地方委員会が開かれ、2017春季生活闘争と第48回衆議院選挙方針について確認した。
出村会長は、春季生活闘争について「月例賃金にこだわった闘争を進めてきたことにより、3年連続して賃金の引き上げを獲得したものの、個人消費を牽引するまでの水準には至っていない。2017春季生活闘争においても、月例賃金の引き上げの流れを継続させる必要がある」と述べた上で、「中小企業労働者や非正規労働者の月例賃金・時給の『底上げ・底支え』と『格差是正』をはかることを重点に取り組みを進めるとともに、その効果が広く社会に浸透する要求を組み立てることが極めて重要である」とし「賃上げ要求水準は2%程度を基準に定期昇給相当分(賃金カーブ維持相当分)を含む4%程度とし取り組む」と述べた。
また、第48回衆議院議員選挙については「安倍首相の政権運営は、国会の内外から異論を封じ、多様性を否定する審議が続いている。安倍政権の暴走を許す一強多弱の状況をなんとしても変え、連合がめざす『働くことを軸とする安心社会』を築く必要がある。そのためには、連合北海道推薦候補者全員の当選をはかり『働く者・生活者』の立場に立った政治勢力を拡大し、一強多弱の政治状況に楔を打ち込むため、たたかう態勢を構築しよう」と訴えた。
また、2017春季生活闘争方針について、自治労から「2018年度の地方財政計画の確立にむけ政策・制度実現の取り組みとなる『社会的キャンペーン』の要請行動に際し、自治体財政の確立について盛り込むことを求めた。また、地方財政の充実・強化を求め、6月地方議会の決議・意見書の採択をめざすことから、各地協・地区連合に協力をお願いしたい」また、「医療や介護、福祉現場における人材確保と処遇改善にむけて『社会的キャンペーン』による要請行動での取り組み等にも反映していただくよう要請した」合わせて、「町立松前病院の医療機能の充実と医師が働きやすい環境を求める署名」を実施してきた経過を述べた上で、地域に信頼された病院を守り、地域医療を確保する取り組みを進める決意と引き続き各地協・地区連合の協力を求めた。
【第48回衆議院議員選挙候補予定者の第1次推薦】
北海道第1区 道下 大樹(新人)
〔札幌市中央区・西区・南区〕
北海道第2区 松木 謙公(現職)
〔札幌市北区・東区〕
北海道第3区 荒井 聡(現職)
〔札幌市豊平区・白石区・清田区〕
北海道第4区 本多 平直(元職)
〔札幌市手稲区・小樽市・後志管内〕
北海道第5区 池田 真紀(新人)
〔札幌市厚別区・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市、石狩管内〕
北海道第6区 佐々木隆博(現職・政策協力)
〔旭川市・士別市・名寄市・富良野市、上川管内〕
北海道第8区 逢坂 誠二(現職・組織内)
〔函館市・北斗市、渡島管内・檜山管内〕
北海道第9区 山岡 達丸(元職)
〔室蘭市・登別市・伊達市・苫小牧市、胆振管内・日高管内〕
北海道第10区 神谷 裕(新人)
〔留萌市・夕張市・岩見沢市・美唄市・芦別市・赤平市・三笠市・滝川市・砂川市・歌志内市・深川市、空知管内・留萌管内〕
北海道第12区 水上 美華(新人)
〔北見市・網走市・紋別市・稚内市、宗谷管内・オホーツク管内〕