第15回旭川地方協青婦協交流集会実行委員会では、5月14日~15日、羽幌町・サンセットプラザ羽幌で「生活・職場の問題には何が原因であるかを「考える力」を身につけ、よりよい生活・職場環境をつくっていこう」を獲得目標に「第15回旭川地方協夏期交流集会」を開催し、留萌・宗谷・上川の3地本から32単組・総支部154人が参加しました。

講演1日目 はじめに、開会集会で堂前実行委員長あいさつ、柿崎留萌地方本部副執行委員長あいさつの後、「当たり前ってなんだろう?〜職場の実態から考えてみよう〜」と題し、高橋北海道本部青年部副部長から基調講演を受けました。講演では、今の職場で当たり前になっている時間外勤務の増大や休みがとれない状況には20年前と比べると地方公共団体職員数が約54万人も人員削減されている実態など、問題・課題には原因があり、それを把握しなければ改善にはつながらない。まずは仲間と率直に討論し、「何でも話せられる仲間をつくろう」と実態討論の必要性や仲間づくりの大事さを学びました。その後分散会を行い、分散会では「時間外予算が個人毎に決まっていて、それを超える分は支払われない」「振休・代休を消化する余裕が無い。有休もとれていない。」といった不満の声が出されました。しかし、「時間外の実態を当局も知らないのではないのか。時間外手帳付けを行い当局へ時間外の実態を伝えていく」「自分は仕事ができないから忙しいと思っていた。職場のあり方がオカシイことに気づいた」といった決意や気づきもありました。

 

 

分散会(1日目)全体交流では、分散会ごとに分散会で出来た交流をさらに深めていました。

 

2日目は政治について「ポジティブに考えよう!私たちの政治」と題し、米田留萌地方本部書記長から講演を受けました。講演では、今の社会は我々国民が選んだ政治家が作り出している。リレー運動、安保法案反対署名行動などの日頃の組合活動の延長線上に政治闘争があり、私たちが思う理想と現実を近づけるために日頃の活動を取り組んでいかなければいけない。政治についてあまり難しく考えず、政治家が決めているものは「政治家」に変えてもらうしかないということを理解し、組織内議員を送り出して自分たちの声を届けることの必要性があると政治闘争の意義・必要性を学びました。

 

 

 

講演二日目 講演後は、政治についての分散会を行い、道本部から提起されている「一人一要求」に取り組んできました。分散会では「どこか自分と離れたものに感じていたが、自分が投票した人が当選して、少しでも自分の要望が叶うかもしれないと思うと身近に感じた」「組織内議員に自分たちの思いを伝えていってもらうことが、政治を変えていくことだとわかった。」など自分たちにとって政治は無関係ではないということを学んだといった感想が多く出され、「学習した内容を持ち帰り、みんなで学習したい」といったまずは学習から始めたいといった感想もありました。

その後は、3本の分散会報告、中央交参加者の決意表明、閉会集会では堂前実行委員長から「様々な思い・声が出され、改善にむけた取組も話されていた。このことは仲間と話すことから生まれたと思う。まずは、単組・総支部、職場の仲間と話すことからはじめよう」と集約があり、最後に団結ガンバローを行いました。

今集会で出された多くの仲間の思いや声を7月29日~31日に開催される第20回自治労青年女性中央大交流集会に持ち込み、全国の仲間と実態討論をしていきます。集約