謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
本日1月4日、道本部は、午前10時から北海道自治労会館内で働く人たちが集まり『旗開き』を行いました。
大出委員長は、昨年の賃金闘争・統一自治体選挙・労働者派遣法反対や安保法制反対のたたかいなどの結集に感謝を述べたうえで「今年は申年。縁起が良い年と言われている。『安倍がサル(去る)』『選挙にまサル(勝る)』ため突き進みたい」と決意を述べた。
また、2016年の3つの目標を掲げ共有しようと呼びかけた。
一つ目に、組織強化の課題について「新規採用者100%組織化、臨時非常勤等・非組合員の組織化に取り組む。難しい課題であり、短期間で達成できるものではないが、今年を『組織強化元年』にしたい」と述べた。
二つ目に、自主福祉活動の強化について「労金をメインバンクに、生保・損保は全労済で生活応援・生活防衛をはかるという、大きなメリットを組合員に伝え、加入していただき可処分所得を増やすという、労働組合員のメリットを実感していただき、自治労への求心力を高める」と述べた。
三つ目に、政治闘争について、「国民不在の弱者に優しくない、大企業優先の政治から、国民側に政治を取り戻すため、5区補選の『池田』・参院選での『えさき・徳永』の圧倒的な勝利を勝ち取る」と決意を述べた。
加えて、「この3つの課題を成し遂げることが、自治労運動を引き継ぐ大きな要素であり、また『中央本部・川本体制』『連合北海道・出村体制』を支えることなる。すべての運動を『男女がともに・組織強化』の視点で取り組む」と述べたうえで、「自治労の旗のもとに結集する組合員・家族・退職者のみなさんが、健康で充実した1年を過ごし、地域活動を通じて、自治労北海道本部をより一層盛り立てていただくよう心からお願い申し上げる」と締めくくった。
連合北海道・出村会長は、連合北海道の運動への結集に感謝を述べたうえで「今年は、立憲主義・民主主義を取り戻す年にしなければならない。5区補選における『池田まき』の勝利を足掛かりに、『えさき・徳永』の勝利につなげていくため、ともに頑張ろう」とあいさつした。
森顧問は「いよいよ勝負の年がきた。昨年は安保反対や安倍政権退陣の世論が高まったが、安保法案成立後には安倍政権の支持率が6割と、どのマスコミも報道している。まったく理解できない状況が続いている。日本の議会制民主主義に問題があると感じている。その壁を壊し、みなさんと一緒に頑張る」とあいさつした。
高柳労働金庫理事長は「労金の預貯金融資は道内で第3位。勤労者への融資を基本としているのは労金以外にない。日本が国連に加盟して60年の年。『戦後は終わった』と言われているが、そのことをしっかり総括して、戦前回帰させない運動が必要だ。労金も自治労のみなさんを支え奮闘する」とあいさつした。
峰崎顧問は「日本をはじめ、世界の流れが危険な方向にむかっており、予断を許さない情勢にあると感じている。昨年の安保法制の成立で、日本がアメリカと一緒に戦争をすることは絶対にあってはならない。今年は申年。『見ざる・聞かざる・言わざる』ではなく、『見て ・聞いて・発言して』行動してほしい」とあいさつした。
最後に全道庁労連・千葉委員長が「中央では今日から国会がはじまった。全道庁労連も1月6日から交渉がはじまる。全道庁労連は今年で結成70周年を迎える。組織強化や政治闘争の強化にむけてともに奮闘する」と決意を述べ、団結ガンバローで旗開きを締めくくった。
このほか、旗開きには来賓として、三輪顧問も出席した。