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北海道青年学生平和友好祭実行委員会は、2015年11月23日に天塩町・天塩町社会福祉会館で、『11.23幌延デー北海道青年女性学習会』を開催し、5産別1団体36単組196人(うち女性39人)が参加した。

 

 

 

 

 

 

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冒頭、斉藤実行委員長の主催者挨拶のあと、「原発事故から4年が経過した福島の現状」と題し、自治労福島県本部青年部副部長 佐々木 佑さんから講演を受けた。

講演では、現在でも約10万人が避難生活を余儀なくされている状況や福島の実態として被災者の中で賠償金をもらっているかもらっていないの違いにより、「避難者帰れ」と落書きされたり、自動車が破壊される行為があったり、避難先の学校に通っている子どもに対し、運動会にて「走れ!600万円」と罵声を浴びせられるなど被災者同士で差別と分断が起きていることが報告されました。

そのほか、自治体職場で働く仲間からは「震災により保育士から一般事務に配転となり、ストレスを感じている。早く大好きな保育士の仕事に戻りたい」「他市町村などから多くの派遣職員を受け入れていても、業務は増大するばかりで人員不足。メンタル疾患により休職・退職する仲間が増えている」と震災により厳しさを増す職場実態が出されました。

また、こういった状況を変えていくためにも普段からの声掛けや仲間の変化に気づける関わりが重要と仲間を思いやる気持ちが大切であることを学びました。

講演の最後に、「福島で起きたことは他人ごとではなく、起こるかもしれないこと。普段から身近な問題として捉えることが重要で自分で考えることが必要」と福島の現実から平和を考えるきっかけにして欲しいと話があった。

 

DSCF8480その後、斉藤実行委員長が「福島で起きている差別や分断は福島だから起きているものではなく、自分達の職場にもある。困っている仲間に目をむけ、助け合うことが重要であり、いかなる差別も許してはいけない。」「職場で起きている現状を解決するにも安心して生活できる環境があっで成り立つものであり、平和について考えていくことから始めていこう」と集約し、団結ガンバローで集会を終えた。

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