9月26~27日、自治労会館にて道本部女性部第30回定期総会を開催しました。DSC_0946

今年は女性部が青年婦人部から分離独立して30年目となるため、総会に先立ち初代婦人部長である上士幌町職の小林(旧姓池上)秀子さんを講師に迎え、記念講演を行いました。池上さんが働き始めたころは、働く女性の数そのものが少なく、また単組が自治労加盟していなかったこともあり、町長の気持ち一つで手当ての額が決まったり、年休取得が許可されなかったりという職場であったこと、その後自治労加盟したことにより賃金が改善され、また道本部提起にもとづいて育児休業法改正にむけた取り組みを行ってきたことなどが話されました。

総会では2日間で126単組・総支部、223人の参加のもと、2015年度活動総括、2016年度活動方針及び当面の闘争方針を執行部から提起し、23本の発言により方針が強化されました。

各代議員からは、女性の課題を明らかにし、情報を共有する取組として女性集会や学習会、茶話会など、女性が集まる場を設定し声を拾う丁寧な取り組みについて、多くの地方本部、単組・総支部から報告がありました。

「女性委員会が中心となり『男女平等に関する統一要求書』の作成に取り組み、基本組織とともに交渉に臨んだ」、「基本組織とともに管内すべての単組での産前休暇6週から8週への拡充に向け取り組んだ」、「自分たちの思いを要求にし、交渉することで働きやすい職場づくりにつなげていくことができることを学んだ」など、あげられた声から要求を作成し、職場改善につなげていく取り組みが報告されました。また、安保法制をめぐる一連の動きから、平和闘争の取り組みや取り組むことの必要性が多く挙げられました。

最後に上島女性部長から「講演から、私たちの今ある職場や社会は、先輩方の地道な運動の積み重ねであることを学んだ。これからも『集まって話す場』を持つことを意識し、そこで耳をすまして課題を拾い上げ、働きやすい職場づくりにつなげていくことが大切。また、戦争をさせないために、私たち女性が一人一人自分で考え、行動に移すことが大事。そして憲法改悪阻止、安倍政権打倒のために来年夏の参議院選挙で『えさきたかし』を国会へ送り出さなければならない」とまとめ、参議院選挙勝利に向け意思統一をおこないました。

今大会で承認された新役員体制は次のとおり。

部  長:上島 早苗(占冠村職)DSC_1141

副部長:高野 倫子(全道庁札幌)

書記長:吉田 美保(喜茂別町職)

書記次長:太田 美帆(中標津町労連)

※副部長1名については、選出中。