昨日(13日)の大会2日目には二回戦と準々決勝が行われ、雨が降る悪天候のなかでも、白熱した試合が展開された。

 

<二回戦>

●釧路市民球場

【第1試合】釧路市役所ユニオン 0-10x 苫小牧市職労DSC_0024

苫小牧市職労は立ち上がり制球の定まらない釧路市役所ユニオン・成田投手を攻め、4番白崎選手、5番近澤選手のタイムリーヒットで2点を先制する。釧路市役所ユニオンもランナーを出すものの苫小牧市職労の堅い守りの前にホームが遠い。釧路市役所ユニオンは4回、5番・山本選手が初安打を放ち一・三塁とチャンスを拡げ苫小牧市職労・斉藤投手を攻めるも、続く6番・池田選手が三振に倒れる。苫小牧市職労は4回疲れの見え始めた成田投手を攻め2点を追加、5回には打者一巡の猛攻で一気に6点を加え、10対0のコールド勝ちでベスト8へコマを進めた。

 

【第2試合】函館市消防協 0-7 石狩市職労

石狩市職労は1番・小野選手が中前打、2番・近藤選手が犠打で送り、3番氏家選手のタイムリーヒットで1点を先制。その後は函館市消防協・村田投手、石狩市職労・獅子内投手の好投により0が並ぶ。4回裏、石狩市職労は7番・佐々木選手の三塁打をきっかけに二安打を続け、2点を追加し函館市消防協を突き放した。6回裏、石狩市職労は疲れの見えた村田投手を攻め、打者8人の攻撃で4点をあげ勝負を決めた。

 

●鶴居村野球場

【第1試合】士別市職労 1―4 札幌市職連

札幌市職連は初回に4番西條選手の犠牲フライと5番池上選手のライト前タイムリーで2点を先制する。4番西條選手は3回にも追加点となるタイムリーを放ち、5回にも5番池上選手のショートゴロの間に1点を追加した。士別市職労は8回に一死二・三塁のチャンスをつくり、2番小林選手のサードゴロの間に1点を返すも反撃もここまで。池上投手が1失点完投した札幌市職連が勝利を納めた。

 

【第2試合】余市町職労 1-5 登別市職労

登別市職労は初回に四球と失策がらみで2点を先制する。余市町職労も3回にボークがらみで1点を返すものの、その裏に1点、4回と8回にも1点ずつを追加した登別市職労が武田投手の好投もあり、余市町職労の反撃を許さず、勝利を納めた。

 

●釧路市阿寒町野球場

【第1試合】白糠町職 2-9 北広島市職労

1回裏、北広島市職労・DSC_0047坂井投手が立ち上がりにみだれ、3個の四球とエラーもありノーヒットで1点を与える。一方の白糠町職・平下投手は3回までパーフェクトに抑える。中盤の4回表、北広島市職労は4番竹内選手の3塁打で2点をあげて逆転。5回表に白糠町職が1点を返し同点。しかし6回表、北広島市職労は打者11人の猛攻で6点を挙げ突き放す。終盤、両チームランナーを出すも得点を奪えず9回へ。北広島市職労が、加藤選手の2塁打で1点を追加し勝利した。

 

 

 

 

【第2試合】鷹栖町職労 1-3 砂川市労連DSC_0114

序盤、砂川市労連は、2回裏、鷹栖町職・遠藤投手の突如の乱れに乗じてノーアウト満塁とし、中村選手が四球を選ぶ。続く山口選手の2点タイムリーヒットで3点を先制。一方鷹栖町職は、砂川市労連・東恩納投手に3回までパーフェクトに抑えられた。中盤、鷹栖町職労は、5回表に、先頭の遠藤選手がヒットで出塁。その後、ランナーを3塁まで進め、藤田選手のタイムリーヒットで1点を取り返した。鷹栖町職労は、3回にピッチャーを小柳投手に交代以降、相手打線を2安打の無失点に抑えたが、味方の打線がつながらず、5回以降無得点に終わった。砂川市労連・東恩納投手は、被安打4本のみの完投勝利を飾った。

 

●釧路市民球場付属球場

【第1試合】知内町職 0-1 北見消防協

初回、知内町職は四球と死球で二死一・二塁のチャンスを作るが、あと1本が出なかった。その後は、北見消防協・吉田投手と知内町職・阿部投手の両エースの投げ合いとなった。北見消防協は、6回先頭打者の大澤選手が死球で出塁すると、すかさず送りバントで一死二塁のチャンスを作る。ここで青山選手の右安でランナーが還り、1点を奪い決勝点となった。知内町職は、3回・6回・9回と得点圏にランナーを進めるが、あと一本が出なかった。

 

【第2試合】江差町職労 7-8 函館市職労

DSC_0083函館市職労は3回、相手のエラーから2点を先制すると、5回には先頭打者の本多選手が安打で出塁し、打者10人の猛攻で5点を追加した。一方、江差町職労は4回から8回まで毎回1点ずつ返し、8回5対7と2点差まで追いついた。9回には先頭の木下選手が出塁すると相手のエラーを誘い、ついに同点とした。同点となった9回裏、函館市職労は二死一・二塁とし、9番小野選手がこの試合2本目となる二塁打でサヨナラ勝ちをおさめた。

 

 

 

 

 

<準々決勝>

●釧路市民球場

【準々決勝】石狩市職労 2-1 苫小牧市職労

DSC_0394序盤、石狩市職労・獅子内投手、苫小牧市職労・千木良投手の力投により両チームとも0が並ぶ。5回表、石狩市職労はファーボールとヒットで1アウト満塁とチャンスを迎える。ここで1番小野選手がセンター前に弾き返し、2点を先制する。追う苫小牧市職労は7回裏、ファーボールで出たランナーを3塁まで進め、7番・山口選手のライト前ヒットで1点を返した。その後も苫小牧市職労は反撃を試みるが、試合途中から交代した石狩市職労・平田投手の力投と堅い守りにより、石狩市職労が接戦を制した。

 

 

 

 

●鶴居村野球場

【準々決勝】札幌市職連 0-4 登別市職労

登別市職労の早坂投手がノーヒットノーランを達成した。10奪三振の好投を見せ、出したランナーも2つの失策と2つの四球のみであった。早坂投手は打っても初回に先制タイムリー2塁打を放ち投打ともに活躍した。札幌市職連も早瀬投手が粘りの好投を見せたものの、打線が相手の早坂投手を打ち崩すことはできなかった。

 

●釧路市阿寒町野球場

【準々決勝】北広島市職労 0-1 砂川市労連

両チームともにこの日2試合目となる試合、序盤から砂川市労連・東恩納投手と北広島市職労・山田投手の好投により、8回まで両チーム無得点が続いた。北広島市職労は6回裏に1アウト満塁と最大のチャンスを作るが、東恩納投手は連続奪三振で得点を許さなかった。砂川市労連は、9回表に途中出場の佐藤選手が執念のタイムリーヒットを打ち、決勝点となる一点をもぎ取った。東恩納投手は、この日2試合で合計18回を一人で投げ抜き、昨年度優勝チームの北広島チームを相手に見事完封勝利を果たした。

 

●釧路市民球場付属球場

【準々決勝】北見消防協 10-1 函館市職労

初回、北見消防協は函館市職労の守りの乱れに乗じて1点を先制する。続く2回には小野垣選手の2点本塁打、満塁から菊池選手の走者一掃の三塁打などで、一挙6点を追加。函館市職労も4回に半田選手の二塁打で1点を返す。しかし、北見消防協は6回辻選手からの三連打などで3点を追加し、勝負を決めた。