昨日(12日)行われた第一回戦は、各球場で熱戦が繰り広げられた。
●釧路市民球場
【第1試合】苫小牧市職労 10―1 芽室町職
大会最多出場となる苫小牧市職労は初回、芽室町職の守備の乱れをつき3点を先制。芽室町職は1回裏1点を返し、続く2回も追加点のチャンスを迎えるも苫小牧市職労ライト山口選手のファインプレーに阻まれ0点に抑えられる。苫小牧市職労は中盤以降、足をからめた攻撃で小刻みに追加点をあげ、リードを拡げていった。芽室町職は7回裏ノーアウト1、2塁とチャンスをつくり最後の粘りを見せたが、苫小牧市職労の堅い守りの前に0点に抑えられ、7回コールドで苫小牧市職労が勝利した。
【第2試合】函館市消防協 3―0 南幌町職
函館市消防協は制球の定まらない南幌町職・中嶋投手を攻め2番ライト小野選手のタイムリーヒットなどで得点を重ねリードを奪う。3回以降立ち直りを見せた中嶋投手は函館市消防協から三振の山を築き、6回から交代した金井投手も追加点を与えず0点に抑え味方の反撃を待った。函館市消防協は清水投手が粘りのピッチングで南幌町職打線に的を絞らせず、3安打完投で接戦を制した。
【第3試合】石狩市職労 10-0 岩見沢市職労
石狩市職労は1回、岩見沢市職谷口投手の立ち上がりを攻め打者11人の猛攻で5点を先取した。その後も4回、5回に連打を重ね追加点をあげ、岩見沢市職を突き放した。岩見沢市職も懸命に食らいつき何とか反撃を試みるも石狩市職労・獅子内投手、菅原投手の継投の前にノーヒットに抑えられた。48年ぶりの出場となった、岩見沢市職労は多くの方々が応援にかけつけてくれたが、1回戦で姿を消した。
●鶴居村営野球場
【第1試合】士別市職労 10-2 当麻町職
士別市職労が2回に四死球と失策をからめて3点を先制する。3回にも4番・笠井選手、5番・北川選手の連続タイムリーで2点を追加し、試合を有利に進める。その後も得点を重ねた士別市職労が7回までに8点をリードする。当麻町職は7回にヒットとファーボールで1死満塁のチャンスをつくり9番・沼澤選手のタイムリーヒットと押し出しの四球で2点を返し、意地を見せる。しかし、9回も8番・徳竹選手のタイムリーと1番・土屋選手のタイムリー内野安打で2点を追加した士別市職労が大量10点を奪って初戦を飾った。
【第2試合】恵庭市職労 0-7 札幌市職連
1回に1番・澤口選手のホームランで先制した札幌市職連が、4回に7番・間淵選手の適時打でリードを広げる。5回まで無安打の恵庭市職労も6~8回と走者を出すものの、得点には結びつかず。札幌市職連は、6回に4番・西條選手の本塁打で追加点。7回にはさらに5番・三浦選手の適時打などで3点を加え、リードを広げる。8回には二死三塁のチャンスを作り、2番・早瀬(将)選手の適時打で7点目を入れ、コールドで勝利した。
【第3試合】えりも町職 3-4 余市町職労
1回表えりも町職が1死2塁から3番・久保田選手のタイムリーツーベースで先制するもその裏に余市町職労が3つの四死球で作った2死満塁のチャンスで6番・斉藤選手のホームランで逆転に成功する。その後は両チームともランナーを出すが、得点に結びつけることができない。ようやく8回表にえりも町職が、1死1・3塁のチャンスで4番・川村選手のセカンドゴロの間に1点を返し、土壇場の9回表に2死1・2塁から1番・大坂選手のライト前タイムリーヒットで1点を返すも反撃もここまで。余市町職労が逃げ切って勝利した。
●阿寒町野球場
【第1試合】帯広市労連 2-6x 北広島市職労
帯広市労連は2回表に牧野選手、山根選手の連続ヒットにより1点を先制した。北広島市職労は、序盤、帯広市労連・神尾投手の好投により無得点に終わっていたが、5回裏先頭バッター杉原選手の本塁打で同点に追いつくと加藤選手、渡邊選手の連続ヒットでこの回3点を取り逆転した。6回、7回にも追加点を加えて帯広市労連を突き放した。帯広市労連は終盤チャンスをつくり、9回途中交代をした北広島市職労・秋山投手から1点を返したが、打線がつながらず敗退した。北広島市職労は神尾、秋山両投手が8本のヒットを打たれたが、粘りのピッチングで見事勝利した。
【第2試合】砂川市労連 12-4 枝幸町職
1回裏江差町職は、砂川市労連・東恩納投手の立ち上がりを攻めて、深井選手の左中間をぬける2点タイムリーなどで3点を先制。砂川市労連は2回表すぐさま相手のエラーや3安打の猛攻により4点をうばい返し逆転。1点リードの砂川は、5回表打者11人6安打の猛攻で5点を追加した。大量点をもらった砂川の東恩納投手は、江差町職の打線をきっちり抑えた。東恩納投手は、7個の三振を取り見事完投勝利をおさめた。
鷹栖町職は序盤、1回に2本の2塁打で2点、2回にも3安打で2点を挙げる。小樽市消防研の古関投手は3回以降立ち直り、7三振を奪う力投を見せる。一方、鷹栖町職の小柳投手も7回まで3安打、無得点の力投。8回小樽市消防研がねばりを見せ、2塁打をはじめ4安打と打線がつながり3点返したが、その裏、鷹栖町職が5連打で一挙5得点を奪い8回コールドで試合を決めた。
●釧路市民球場付属球場
【第1試合】別海町職 0-2 知内町職
初回、知内町職は先頭東出選手が二塁打で出塁すると捕逸で三塁へ進み、森選手の内野ゴロの間に先制する。また、4回にも成田選手の内野ゴロで1点を奪いリードを広げる。投げ手はエース阿部投手が15奪三振の快投で別海町職を完封した。別海町職は7回先頭打者が四球で出塁し、大西のレフト線へのヒットで一死1,2塁のチャンスを作るがもう1本が出なかった。
【第2試合】置戸町職 0-7 北見消防協
北見消防8回コールドで初戦突破。北見消防は4回先頭の山口選手が四球で出塁すると2盗・3盗を決め四番・西村選手がライト前で先制。6回には3安打で3点、8回にも3安打で2点を取り、8回コールドで初戦を突破した。また、先発の大関投手は8回を無四球・無安打で完全試合決め(参考記録)で完封勝利。
【第3試合】天塩町職 3-4 江差町職労
0対0で迎えた2回表の天塩の攻撃、先頭打者の藤原選手がヒットで出塁すると死球などで無死満塁とし、吉田選手の安打なので2点を先制。追う江差は4回奈良選手がヒットで出塁し、天塩の守備の乱れに乗じ1点を返す。7回には途中出場の白川選手のヒットなどでチャンスを作ると内野ゴロなどの間に2点を奪い、逆転する。天塩も8回に落合選手の二塁打で同点に追いつくが、その裏江差の金田選手の犠牲フライにより1点を奪われ勝負は決まった。昨年と同カードでの対戦となったが天塩は雪辱をはらすことができなかった。
本日(13日)、朝9時から試合開始予定。