6月20日(土)、21日(日)の2日間にわたり、札幌市・自治労会館をメイン会場に第48回全国清掃集会が開催され、全国から環境・清掃業務に携わる356名の仲間が札幌に結集した。(北海道内から28人参加)

 

IMG_2239  集会開催にあたり、自治労本部杣谷副執行委員長から「労働法制改悪と戦争のできる国づくりに向け、国民をだまし暴走する現政権に対し来年の参院選挙は重要なたたかい。組織内えさきたかし必勝に向けた取り組みをお願いする。賃金、人勧期のたたかいについて給与制度総合的見直しがどう反映されるのか、各県段階、政令市段階での人事委員会に対する取り組みの強化が求められる。技能労務職給与について現段階では動きはないが注視が必要。財政健全化計画の動きとして地方自治体での民間委託を一層推進するとまとめられている。引き続き職の確立に向けた取り組みに結集していただきたい。」とあいさつがあった。

 

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自治労現業評議会を代表し、佐藤副議長(東北地連・秋田県本部選出)から、「現業組合員は全国で既に10万人を割り込んでいる。清掃関係では2万人程度にまで減少している。行き過ぎた減員により災害対応もままならない。厳しい状況であるが、結集した仲間との幅広いネットワークを生かし取り組みを進めていかなければならない。とあいさつがあった。

 

 

 

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開催県本部を代表し、北海道本部山上委員長から「ようこそ札幌へ。当面する課題ははっきりしており情勢は厳しい。汗して働く者が安心して平和に暮らすことは憲法で保障されている。北海道でも平和のためのシンポジウムや、今日20日も大通り公園で大規模集会を予定している。清掃事業は住民生活に欠かすことのできない公共サービス。環境問題、公衆衛生などの課題に密接に関わる事業である。職場にさまざまな問題があると思うが、今後の運動の前進に向け実りの多い集会にしていただきたい。」と歓迎のあいさつがあった。

 

 

記念講演ではNPO法人丹南市民自治研究センター 地域政策研究所 伊藤藤夫代表を講師に「現場力と発想の転換で職場と市民を元気に」と題し、「公務員たたきは、自治体の仕事、公務員の仕事というのは住民の一生を左右する、住民はサービスを選択できない。ということに原因があると思う。民営化の方針が出たときだけ直営堅持を訴えるでは守れない。日頃から市民との関係を構築しておかなければならない。自分の身分を守るためでなく、住民生活をどう守るのかという議論を構築し、住民を味方につけなければ理解は得られない。非正規職員も本気で組織化し、しっかりとスクラムを組んで公共サービスについて考えていく必要がある。」と90分にわたり講演を行った。

 

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全体会の終わりに清掃部会 原田真和幹事(北海道・札幌市労)から集会宣言(案)が読み上げられ、佐藤副議長の団結がんばろうで全体会を終了し、各分科会に分かれた。

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20日午後からは4つの分科会の別れ、それぞれのテーマについて議論が交わされ、21日12:00をもって集会を終了した。

【各分科会の様子】

第1分科会(90人)・・・「清掃職場における労働安全衛生」

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第2分科会(121人)・・・「清掃労働の付加価値を高めるために(平常時)」  ※単組報告・・・札幌市労

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第3分科会(51人)・・・「自治体・一部事務組合労働者の協働の模索~環境職場で働く仲間のネットワークを考える~」

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第4分科会(88人)・・・「災害時における対応(東日本大震災以降を振り返り)~実現可能な地域防災計画と直営の可能性~

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