5月29日、札幌市において連合北海道男女平等局が主催する「男女平等に関する関係法令学習会」が開催された。講師

渡辺副事務局長の司会ではじまったこの学習会は、講師に連合本部副事務局長で、総合男女平等局長を担っている南部さんを招いて、「男女雇用機会均等法とマタニティハラスメント」と題して講演を行った。

南部さんは、「女性の就業実態は年齢別表でM字カーブを描く、妊娠・出産による離職が原因で、雇用態勢が整っていないことを示す。出産後の継続就業は3割を切る」、「夫の家事・育児時間は、世界平均に比較して日本は圧倒的に低い」、「労働時間では、男性も女性も日本は非常に高い」など資料から紐解く現状に触れるとともに、日本における関係法令の変遷や「ワーク・ライフ・バランス」の現状、さらには国の「女性活躍促進」についての問題点など話された。

※学習会資料を下記から取得し、地方本部、単組・総支部の学習素材として活用して下さい。(連合北海道2015年5月29日)

講演後、連合北海道男女平等参画推進委員会渡辺事務局長より、「6月男女平等月間の取り組みについて」提起を受けた。道本部から発文している6月13日(土)13:00からホテルノースシティで行われる「2015年男女雇用機会均等法集会」についても触れられた。この集会では、自治労からも産別報告もあり是非多くの組合員の参加をお願いしたい。

資料として、北海道労働局雇用均等室の妊娠・出産・育休などの不利益取り扱いの相談窓口として、6月22日から26日まで開設される「夜間電話相談」の紹介もあった。

道本部男女がともに担う推進委員会では、6月を強化月間と位置づけ、教宣紙の特集号をはじめ様々な取り組みを提起する。春闘期に提出した要求書を考察し、この時期に再度、職場の現状を見つめ直して取り組みの強化をはかろう。

連合北海道2015年5月29日   連合北海道6月間の取り組み  夜間電話相談