8月25日午前10時から、羽幌町・勤労者研修センターで留萌地方本部及び青年部主催の「新入組合員学校」を開きました。地本を構成する増毛町職から天塩町職の各単組・総支部から採用後1年から3年の組合員10人と、青年部四役等併せて19人が参加しました。
はじめに、坂本・留萌地本執行委員長のあいさつのあと、スクール形式で50分~70分の講義と10分の休憩を設け行いました。
はじめに、「職場と労働組合・青年部活動」をテーマに、地本柿崎書記長と星野青年部長が、団結すること、声を上げることの意義を講義しました。
つづいて「政治闘争・平和運動について」と題して、大島・道本部政治部次長が講師となり、自治体が各級の議会で議決される、法律に基づく政令や条例に基づいて仕事をしていること、賃金労働条件もそのことを逃れられないことを図表を用いて説明し、各級の議会に組合員の想いを反映させる議員を増やすために政治闘争をする意義を講義しました。また、現政権のもとで反平和主義的な行動、特に集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更について、個別的自衛権と集団的自衛権の違いを分かりやすく説明し、暴力がエンドレスに続いていく恐れのある集団的自衛権の本質を知ることができました。さらに、原発問題でも、核分裂の基礎的な知識や「ベースロード」といった言葉の意味を講義しました。
昼食の後、「生活改善闘争について」と題して、全労済自治労共済北海道支部・小杉副部長と労金留萌支店・伊藤支店長が講義しました。その他、住宅生協や医療生協の紹介も行い、自主福祉団体の意義と利用をアピールしました。
つづいて「メンタルヘルス ~働き続けるために必要なコト~」と題して、羽幌町臨床心理士・福島匡洋さんを講師に、「しなやかな心を作る」ために行えることを講義しました。
この後分散会を行い、各々の職場の状況を話し合いました。分散会では、「時間外手当を付けずに仕事をすることがある」「人事評価について、同じ賃金をもらっている人との業務量の不公平感はあるが、評価を導入することで解決ができるのか疑問」「試用期間に関わらず、業務研修のため公用車を運転させられるのは不安」といった声が上がり、基本組織ももっと耳を傾けなければと思わされました。
最後に星野・留萌地本青年部長が、「私たちは幸福を追求する権利をもっている、青年部に結集しこれからもがんばっていこう」と集約し、最後に団結ガンバローで締めくくりました。
学習会後は交流会を行い、団結を深めました。