道本部青年部は12月21~22日、札幌市・自治労会館で、「職場と賃金にこだわり、具体的な単組での運動を実践しよう!」をテーマに「2014国民春闘勝利!自治労北海道本部青年部春闘討論集会」を開き、110単組・総支部287人(うち女性54人)が参加した。
1日目は、瀧口青年部長、山上道本部執行委員長、戸村道本部女性部長のあいさつの後、牧野前道本部青年部長が「2014春闘にむけて」と題し講演した。
牧野さんは、「賃金とは労働力の再生産費」であるとしたうえで、「青年部は『大胆な実践』と『丁寧な総括』をして、次につなげることが大切だ」と強調した。
その後、2014国民春闘方針、当面する闘争方針を提起し、分散会を行った。
分散会では、「正規職員とほとんど仕事の内容はかわらないのに、処遇が大きく違う」といった臨時職員の声や「時間外が気づけば年間で1000時間を超えていた」「評価制度導入で賃金があがる人もいるかもしれないが、誰がどう評価するのか」といった不安や不満が多く出された。
2日目は、原水禁世界大会広島大会報告、4本の分散会報告を行った。その後の全体討論では、「自分たちの賃金について考えることを目的に、賃金リーフを活用した学習会を開いた」「独自要求アンケートを実施し、青年層ならではの職場環境・生活環境に対する意見や要望を募り、それを団体交渉の席で、青年女性部の独自要求という形で当局に提案した」「地本幹事会では3つの目標を掲げ、道本部・各単組・総支部と連携を密にとり、地本全体で丁寧に運動を進めることを第一に、今年度の活動を進める」「部員一人ひとりの不満や不安を『ゆずれない要求』として確立することを目標に、年間闘争サイクルの出発点である今春闘で、今一度、労働組合の意義を確認し、組合運動は『やらされている』のではなく、『自分たち自身のためにやっている』という強い気持ちでたたかう」など全体で17本の発言が出され方針が補強された。
集会の最後、瀧口青年部長が「多くの地本や単組・総支部の発言の中で、具体的な行動を実践してきたと報告があった。しかし、こうした運動を実践してきた仲間たちは、決して特別な人たちではない。一緒に頑張る仲間がいる。支えてくれる、支えたい仲間がいるということ。すぐには仲間はできない。一人ひとり、地道につくっていくしかない。今春闘期の獲得目標である『職場・賃金にこだわり、具体的な単組・総支部での運動につなげていく』ためにも、2日間の学習と討論で気づいたことや、決意を新たにしたことなどを、まずは職場に戻って仲間に拡げていこう。道本部青年部幹事会も、地本と連携しながら、しっかり春闘期のオルグに入る。運動を進めていく上でのぶつかりや悩みを共有し合って、よりよい住民サービスを提供するための職場環境や、たくさんの仲間の笑顔をつくっていくためにも、そして、全道の仲間との団結力の強化から、2014春闘勝利にむけ、一歩ずつ運動を前進させよう!」と集約し、団結ガンバローで集会を終えた。
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