自治労第152回中央委員会が1月26日、東京都・TOC有明で開会した。
冒頭あいさつに立った川本中央執行委員長は、2017春闘について「賃上げの流れを継続していけるのか否かが注目される」とし、連合・自治労の春闘方針に触れたうえで、「賃金・労働条件の改善に向けて、この1年で何を獲得目標としていくのか、人勧期、確定期を見据えて、春闘期から戦略をもった取り組みを進めていくことが重要である。まずは、全ての単組が、要求・交渉の実施に取り組み、全単組の春闘への結集を」と呼びかけた。
働き方改革について「企業にとって都合の良い働き方改革ではなく、真に労働者のための働き方改革につながっていくよう、法改正等の動向を注視しつつ、連合に結集して取り組む。また、臨時・非常勤職員の処遇改善、安定雇用に繋がるよう対策を強める」とした。
また、野党連携についても触れながら、政策実現のための政治活動の強化はもちろん、自治労運動の前進に向け、非正規労働者10万人組織化をはじめとした組織拡大・組織強化の取り組みをしっかりとやりきる決意をこの中央委員会で確認したい」と訴えた。
第152回中央委員会は27日まで開催され、本日第1日目は一般経過報告の提案・質疑、各議案の提起と一部質疑を行い、18時に休会となる。
なお、中央委員会役員として、議長団に神成中央委員(道本部自治体制作部長)、資格審査・議事運営委員に森下中央委員(道本部企画総務部長)がそれぞれ選出された。