2016年12月16日、札幌市自治労会館で第1回男女がともに担う自治労北海道推進委員会を開催した。

はじめに、三浦推進委員長より、「ジェンダーギャップ(男女格差)ランキングで、日本は、世界144カ国中111位となり、前回の101位から大きく順位を下げている。女性活躍推進法の策定が義務付けられ、ワークライフバランスのためにも政治の役割は大きい。女性が活躍できる社会をつくるため、労働組合としてもしっかりと取り組んでいく。一方で、道本部の男女がともに担う自治労北海道計画は、第4次計画を1年延長した。今年は、今後どのようにしていくのかを決める一年となる。ご議論をよろしくお願いする」とあいさつした。

協議事項として、推進委員会体制を確認し、任務と課題、「男女がともに担う自治労北海道第4次計画」の推進、春闘期における男女平等推進闘争などの当面の取り組みについて確認した。

また、地方本部における取り組み状況報告として、各地方本部での男女とも運動の議論状況や取り組み状況を共有した。

その中で、網走地本の取り組み事例として、網走地本男女がともに推進委員会事務局長の金澤あさみさん(遠軽町労連)から、2011年度からの活動内容について報告を受けた。金澤さんDSC_0002

金澤さんは、「地本として男女共生推進委員会という組織を持ってはいたが、具体的な取り組みができていなかった。2010年に新たな推進母体を設置して、定期的な会議の開催と男女とも自治労北海道計画の達成にむけた取り組みを進めることを提起してきた。委員会では、春闘期に独自アンケートを実施したり、組織集会で分科会を実施してきた。初めはわからないことが多くても、経験の積み重ねで自分なりの運動が見えてくる」と話した。