道本部青年部は、11月9日~10日、札幌市・青年会館で「2014自治労北海道本部青年部地本役員セミナー」を開き、13地本から45単組・総支部69人(うち女性11人)が参加した。

20131109青年部役員セミナーDSC_0297

 

 

 

 

 

 

 

 

20131109青年部役員セミナーDSC_0069

渡邊道本部青年部副部長

1日目は、瀧口青年部長のあいさつのあと、渡邊道本部青年部副部長が「青年部運動の基本は学習・交流・実践である」という基本的なことや「地本役員・幹事としての役割」などについて提起した。その後、「仮想地本青年部」として10のグループに分かれてグループ討論を行い、職場や生活での課題を討論をつうじて洗い出した。

 

 

 

 

20131109青年部役員セミナーDSC_0123

樋口道本部青年部副部長

その後、樋口道本部青年部副部長が、1回目のグループ討論で出された課題や問題点をもとに「『課題や問題の原因は何なのか』『改善していくためには何が必要なのか』を「年間闘争サイクル」や「点ではなく線での運動」を意識し、目標を持って取り組んでいくことが必要」だと提起した。

 

 

 

 

 

 

20131109青年部役員セミナーDSC_0086引き続き2回目のグループ討論を行い、1回目の討論で出された課題や問題点を掘り下げ、原因や背景について討論を行った。グループ討論では「職場に人が足りなく一人に仕事が偏ってしまっている」「年休を申請すると何で休むのか聞かれるから休みにくい」「賃金が低くて生活が苦しい。奨学金を返すのがやっと」など、多くの不満の声が出された。そしてその背景には「そもそも人が足りないのは自治体に財政的な余裕が無いからではないか」「自治体財政に余裕が無いのは交付税が削減されたからではないか」といったことも議論された。

 

20131109青年部役員セミナーDSC_00872日目も1時間半にわたってグループ討論を行い、1日目の討論で出された課題や問題を具体的に地本青年部としてどう解決していくのかを議論した。その後、3つのグループから報告を受け「時間外実態点検表に取り組むとともに、自分の自治体の財政を知るための学習会を開催する」という結論を出したグループや「地本青年部と単組を近づけるためにも一緒に議論する場を定期的に設けることが必要」など、地本青年部としての具体的な取り組みを参加者全体で考え合うことができた。その他にも、「全ての問題の背景には政治が深く関わっている。政治闘争の強化と労働組合が政治闘争をすることの必要性を拡げる取り組みを進める」といった結論を出したグループもあった。

 

20131109青年部役員セミナーDSC_0245

 

 

 

 

 

 

 

20131109青年部役員セミナーDSC_0034

瀧口青年部長

最後に瀧口青年部長が「単組や地本の現役役員が集まった本集会でも課題を洗い出すのが難しかったという声があったが、実際に単組や地本に戻ればもっと難しくなる。さらに丁寧に単組や一人一人の青年に関わることが必要となる。今回出された多くの取り組みに学び合うことが重要だが、手法が目的になってしまうことのないように、運動の基本は仲間の声と職場で起きている事実だということを改めて全体で意思統一しよう」と集約し、団結ガンバローで集会を終えた。

今後は、確定闘争をつうじた成果や課題をしっかりと総括し、2014春闘における青年の主体的なたたかいへとつなげていく。