北海学園大学との連携講座は、学生に地方自治と公共サービスの現状とその意義をアピールし、地方自治体や公共サービスで働くことの意味・意義について考えてもらうとともに、労働組合の積極的な役割を認識してもらうことを目的に実施し、今年で2年目を迎えます。
4回目は5月6日に開催し、津別町の佐藤多一町長から「この町はしんどい!課題先進地…津別町」を講演頂きました。
佐藤町長は、道の駅で販売しているヒット商品「クマヤキ」や、「この町は、しんどい」をキャッチフレーズに公募したまちづくりアイデアコンペティションなど、津別町の取り組みについて説明する中で、地方公務員の任務や楽しさについて「郷土愛に溢れる人、町を好きになろうとする人が地方公務員の資格がある。地域を豊かにすることが地方公務員の使命であり、私が望む地方公務員像は、『志』を持って自己改革をしようとする人」と述べました。また、内閣府主催の「2015地方創生アイデアコンペ」で大臣賞を受賞した「まちなか再生」について「ラグビー合宿でつながった筑波大学との共同研究から始まった。津別町では人口減少下でのコンパクトシティーづくりと共に、次代を担う人材育成にも力を入れている。その意味では筑波大学と津別高校生の連携事業も非常に効果があったと思う。」と、津別町のまちづくりコンセプトについて解説しました。講演の最後には「面接試験官は目の前の質問者だけではない。私は受付係の意見も参考にする。受付で横柄な人物はだめだと思うし、日常生活やコミュニケーション能力が重視されると思う」と、地方公務員をめざす学生にエールを送りました。