12月22日、札幌市・ガーデンパレスで「連合北海道第62回地方委員会」が開かれた。出村会長は2016春季生活闘争について「日本経済の『デフレ脱却』と『経済の好循環実現』のためにはすべての働く者の賃金の『底上げ・底支え』と『較差是正』の実現が不可欠だ」と述べたうえで、「とりわけ中小企業で働く仲間や、非正規労働者の処遇改善にむけ、より主体的な闘争を進め、『大手企業追従・準拠の構造』を転換する運動に挑戦する」と決意を述べた。
また、衆議院北海道第5区補欠選挙について「暴走する安倍政権を止めるために、来年7月に予想されている第24回参議院選挙への前哨戦となり、安倍政権を問う重要な政治決戦となる」と真の民主主義、立憲主義を取り戻し『働くことを軸とする安心社会』をはじめとする連合の政策実現にむけて、総力を挙げてたたかいを進めよう」と呼びかけた。
地方委員会では、「2016春季生活闘争方針」「衆議院北海道第5区選出議員補欠選挙への対応方針」「推薦道議会議員の一部推薦見直し案」について提起があった。
自治労からは三浦・道本部賃金労働部長が「道職員一般職の給与独自削減の終了について」「官製ワーキングプア解消にむけた取り組みについて」、方針を補強する立場で発言し、提出された議案が承認された。
また、推薦決定を受けた『池田まき』衆議院北海道第5区補欠選挙候補予定者が出席し、「『貧困』や『差別』が拡大し、弱者が切り捨てられ、国民の声が届かない今の政治状況。戦後70年間、世界に誇るべき平和と民主主義を破壊する安倍政権の暴走に対し、強い怒りを感じている。国民のいのちを大切にして、誰もが平和で安心してくらしていける社会を実現するため全力でたたかう」と決意表明があった。