2015年10月31日~11月2日、東京・自治労会館にて2016年度自治労女性労働学校(前期)が開催され、18県本部38人が参加した。北海道からは北斗市職の森昌子さん、稚内市労連の荒山朋実さん、道本部上島女性部長が参加した。
<日程>
10月31日(土)
講座Ⅰ「賃金は上がって当たりまえ」~はたらくものの賃金論・基礎編~
講師:労働大学調査研究所 小川 研さん
講座Ⅱ「労務管理の最新バージョン」~毒を抜く、制度は変えられる 人事評価制度について考える~
講師:労働大学調査研究所 小川 研さん
11月1日(日)講座Ⅲ「女性の活躍推進法からポジティブアクションへ」
講師:中野 麻美弁護士
教宣紙の作り方→分散会討論→教宣紙づくり
11月2日(月)
教宣紙の発表
講座Ⅳ「集団的自衛権と今後の課題」
講師:上田 貴子 自治労顧問弁護士
<参加者の感想>
組合に加入して約20年、初めて女性労働学校に参加させていただきました。今までのイメージで、参加者は都道府県本部の役員クラスの人ばかりなんだろうと思っていましたが、実際は、そのような人はもちろん、入庁して1年目とか3年目とかの若い人たちも多く参加されていました。全国の地域のいろんな年代の人たちと分散会や交流会で仲良くなり、松澤前女性部長を講師に一緒に教宣紙づくりを楽しく行ってきました。講座も「賃金」「人事評価制度」「女性の活躍推進法」「集団的自衛権」とそれぞれ専門の講師からのお話があり、基本的かつタイムリーな話題で大変勉強になりましたし、これからの取り組みのために必要な事柄ばかりです。ですから、声をかけられたらぜひ積極的に参加してみてくださいね!
●森 昌子さん(北斗市職労)
女性労働学校(前期)に初めて参加させていただきました。結論から言うと参加してよかったです。講座Ⅰ、Ⅱでは人事評価制度の“毒を抜く、制度は変えられる”という説明を聞き、諦めずに職場の中で話し合わなければいけないと思いました。講座Ⅲでは、待遇や働き方等の男女間差別を無くし、女性の貧困労働を無くすることが大切。そのためには、力の発揮に必要な環境を整えることが重要であり、まさに労働組合運動や女性部運動が大切だと改めて思いました。講座Ⅳでは、日本国憲法、安保法制関連法の概要やポイントを詳しく説明していただき、自分の中で納得することができました。また問題点や課題について考えると、暗い気持ちになり、改めて安倍政権の怖さを感じました。分散会では、今まで北海道外の方々と話す機会がなかったので、とても新鮮でした。いろいろな地方の方言も聞けて楽しかったです。教宣紙づくりは、思っていた以上に難しく、出来上がったものを見て感動しました。他の班の教宣紙と並べてみると、良いところや悪いところを比較することができ勉強になりました。女性労働学校に参加して、とても良い経験ができました。またいまさらですが、学習と交流の大切さを改めて感じました。今回学んだことや楽しかったことを仲間に伝え、そして忘れないように繰り返し学習していきたいと思います。