10月23日、札幌市・自治労会館で「戦争をさせない北海道講演会」が開かれ、東京新聞論説委員兼編集委員の半田滋さんが「戦争法粉砕-自衛隊を軍隊にさせない闘い-」と題し講演を受けた。
半田さんは、「安全保障関連法案が成立し、来年3月に施行される。また、すでに米国との間で『日米防衛協力のための指針(ガイドライン)』が改定されており、米国の戦争に世界規模で巻き込まれることになる。短期的には、南スーダンなどにおける『駆けつけ警護』。中期的には、イスラム国に対する陸上自衛隊の派遣。長期的には、アジア情勢の不安定化をはかることになる。これらをさせないためにも、絶対に次の選挙で勝たなければならない。ただ勝つのではなく、自衛隊員との連携も必要。弁護士が行った相談では、家族から『辞めさせたい』『転職させたい』」といった今までにない多くの問い合わせがあった。自衛隊の家族も悪法であると思っている。どのように連携がはかれるか考える必要がある。安倍首相の狙いは『憲法改正』である。愚直で息の長いたたかいを作っていこう」と訴えた。