9月12日~14日、釧路市・運動公園野球場をメーン会場に、「第49回全道自治体職員等野球選手権全道優勝大会」が開かれ、地方本部予選大会で勝ち抜いた28チームが参加した。激戦を制したのは石狩市職労。2011年以来2回目の栄冠を勝ち取った。初の決勝進出となった北見消防協も粘りの打撃で石狩市職労を追い詰めたが、あと一歩届かなかった。石狩市職労は来年、大阪府で開催される全国大会の出場権を手にした。
【決勝戦試合結果】
チーム |
1回 |
2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
合計 |
北見消防協 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
石狩市職労 |
2 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
2 |
× |
6 |
《戦評》
釧路市運動公園野球場での決勝戦は、激戦を勝ち抜いた石狩市職労と北見消防協の対戦となった。1回裏、石狩は2アウト1・2塁のチャンス。5番・薩来のタイムリーで2点を先制。北見消防は2回表、1アウト3塁から内野ゴロの間に1点。続く8番・平川のタイムリーで同点に追いつく。石狩は3回裏に2アウト2塁から、またも5番・薩来のレフト前タイムリーで勝ち越す。
中盤の5回表、北見消防は1アウト3塁のチャンスに9番・青山がセンター前のタイムリーヒットで3対3の同点に追いついた。
迎えた7回裏、石狩は2アウト1・2塁のチャンスで、6番・佐々木のライト前タイムリーで再び1点を勝ち越す。その直後の8回表、北見消防は、1アウト満塁のチャンスをつくるが、ものにすることができなかった。すると8回裏、石狩はエンドランなどで2点を挙げ、リードを広げた。
最終回、北見消防の攻撃を三者凡退で抑え、石狩市職労が2回目の優勝を果たした。
全試合終了後おこなわれた、閉会式では、個人賞が発表され賞状と記念品が贈呈された。
※個人賞受賞者とコメントは下記のとおりです。
石狩市職労・矢野淳司さん
「投手2枚看板を中心に、守る野球を徹底した。守りからリズムをつくる試合ができた。自治労の野球大会に思い入れがあり、必ず全国大会に行きたいという気持ちが強かった。今のチーム力からもう一段階レベルを上げて、全国優勝をめざす」
石狩市職労・平田成さん
「練習してきた成果が出せた大会だった。今年最後の大会でもあり、楽しみながら乗り切ることができた。来年の全国大会で勝つために、これからも頑張りたい」
北見消防協・平川祐基さん
「決勝戦の大舞台で、優勝したいという気持ちで打った。来年こそはこのチームで優勝旗を持ち帰りたい」
石狩市職労・獅子内彰さん
「決勝戦で先発のマウンドに上がったが、調子が上がらなかったので、打撃で頑張った。このような賞をいただいて嬉しかった」
石狩市職労・薩来翔希さん
「賞をいただいて光栄。決勝で先制点、追加点のタイムリーを打ててよかった。今まで打てなかった分、今日の試合で結果を出せてほっとしている」
北見消防協・辻辰也さん
「初回、相手選手との接触で足を痛めたが、石狩という良いチームとやることで、痛みも乗り越えて頑張れた。負けたのは悔しいが、これを糧に頑張りたい」