2日目を迎えた自治労第88回定期大会では、議案に対する質疑討論が行われている。
議案にかかる質疑では、おもに①人勧・賃金闘争について、②第4次組織強化・拡大のための推進計画について、③参議院選挙闘争について―などの課題を中心に各県が活発な議論を展開した。
道本部からは、山上委員長が①今後の賃金闘争のあり方について、②2015賃金確定闘争にむけて、③参議院選挙にむけて―の3点にわたって発言し、最後に北海道選出の川本書記長が中央執行委員長に立候補していることに触れ、川本新執行体制への支持を呼びかけた。
発言要旨は下記のとおり。
① 今後の賃金闘争のあり方について、どのような賃金闘争を構築していくか具体的提起を。同一価値労働・同一賃金の法制化も含めて、中長期にわたる検討も進めてほしい。
② 2015賃金確定期にむけて官民較差1,469円の給与原資の配分が俸給に280円程度、残りが地域手当へという勧告だが、これを踏まえてどうたたかうか。人事院勧告による俸給表の引き上げだけでは給与原資を余すこととなり、この取り扱いをどのように具体化するかが、今年の賃金確定闘争の大きなポイントである。
本部には積極的な総務省対策をお願いするとともに、給与原資の考え方を持たない市町村にどのように波及をさせていくかなど、2015賃金確定闘争にむけてどのように自治労結集を強めて運動展開をはかるか、より具体的な方針をお願いしたい。
③ 参議院議員選挙にむけて、安倍自公政権を打倒していくことがわれわれに今求められている。この間の国政選挙において国民の自公政権に投票したことをどう見るか、さらにはわれわれの非力をどう克服していくか。そのような中で、来年の参議院選挙はどうしても勝たなければならないたたかいであり、組織内「えさき たかし」の再選、そして自治労推薦候補全員が勝ち上がるためのたたかいを全国的に展開する必要がある。道本部も一体となってたたかう。本部の指導をお願いする。
④ 最後に、今大会をもって退任される役員に心から敬意を表す。自治労は、世の中の理不尽・不条理に対して毅然としてたたかう組織でなければならない。厳しい情勢だが、自治労本部が先頭に立って運動されることを期待し、北海道も全力を挙げて川本新体制の自治労を支えて地域で奮闘していきたい。全国の皆さんの新執行部への圧倒的な信任をお願いする。
大会2日目は、17時まで引き続き質疑討論を行い、その後、役員選挙の投票行為を行って休会となる。