道本部青年部は、5月25日~26日の2日間、自治労会館3階中ホールで、2013年度自治労北海道本部青年部長会議を開き、84単組・総支部から108人の仲間が結集した。
瀧口青年部長のあいさつのあと、来賓あいさつとして、道本部蒲地財政局長があいさつした。
蒲池財政局長
続いて、元道本部青年部副部長の中村達哉さん(八雲町職労)が、「部長(役員)だからと気負わずに、仲間とともに一歩ずつ」と題した講演した。
中村達哉さん
講演では、自身のこれまでの役員経験などを踏まえながら、「青年のことを一番知っているのは身近な役員のみんな。先輩に萎縮することはない。自信を持とう」と訴えかけ、「役員の思いこみでできないと決めつけてないか?自分の思いも大事だが、みんなの思いがどうなのかはもっと大事。仲間との討論を大事に、全体で運動を進めていこう」と話した。
執行部から方針提起のあと、分散会に移った。
分散会討論では、講演で学んだことも踏まえ、「今まで、仲間の声は聞いていたつもりだったが、仲間の思いには目をむけていなかった。しっかり思いにこだわりたい」といった声や、「あたり前のことをあたり前にやることが難しい。まずは仲間との信頼関係を構築したい」といった声が出された。
また、職場の状況として、「1月からの時間外が178時間あり、すべてが不払い残業になっている」「賃金削減が提案されており、今後の生活に不安がある」といった切実な実態もだされた。
2日目には、前日の分散会中に取り組んだ「檄布」を全道庁青年部に手渡した。全道庁本部の須藤副部長は、「皆さんの思いを受け止め、全道庁青年部として精一杯たたかう」と力強く決意表明した。
その後、2つの分散会から報告があり、全体討論では15本の発言が出された。
発言では、後志地本から「ニセコでは、削減提案をうけて青年部単独で時間外集会を開催し、実損額計算と討論を積み重ね、基本組織に対して提案をうけいれないよう要望書を提出してきた」といった発言があった、また、むかわ町職からは「不定期開催の役員会を月1回の定例開催にしたことで、部員から多くの声が出されるようになった。仲間の考えていることを知ることができ、学習会の開催にも結びついた」といった発言が出されました。
また、八雲町職労からは、「役員会で仲間の不満の声にこだわったことで、独自要求につなげてきた。結果、産前休暇の拡充を勝ち取ることができた」といった具体的なたたかいの成果も報告された。
集会の最後に、瀧口青年部長が「仲間の声や思いに気付かないふりをしていないか?青年部運動の基本は仲間の声、職場で起きている事実。仲間の声にもっとこだわるためにも、8月の夏期交流集会にむけて事前の取り組みを強化し、多くの仲間の思いや実態を交流集会に持ち寄ることで、青年のゆずれない要求を確立し、独自要求闘争につなげていこう」と集約し、団結ガンバローで決意いをかためあった。
今後は、当面する闘争方針で確認された①夏期交流集会事前事後の取り組み、②政治闘争の強化、③反戦平和闘争の推進の3点を最重点課題とし、大胆な実践と丁寧な総括を繰り返し、組織強化を図っていく。