1)本会議
昨日の衆院本会議には、
地方財政計画など予算関連案件が上程され、
与野党の代表質疑が行われています。
この質疑を聞いていると、政権交代で、
国会のようすが様変わりしたことを痛感します。
答弁する閣僚の多くが、自分の言葉で話していることです。
もちろん原稿を読み上げる部分もありますが、
とにかく自分の言葉で話す部分が多いのです。
以前の答弁では考えられない雰囲気だと思います。
====
予算委員会も完全に様変わりです。
基本的に、全ての答弁を政治家が行っています。
当初は、官僚答弁がなければ、
委員会が回らないとも懸念されていましたが、
それは杞憂に終わっています。
政治家が、堂々と答弁をしています。
今のままの方式で、通常国会を2、3度経ることで
政治家の答弁も、もっとこなれるものと思います。
====
それにしても、
今日の野党自民党の一部の方の質疑態度は、
理解できませんでした。
本会議が13時から始まるというのに、
質疑通告は12時45分だったらしいのです。
こんなことでは、まともな答弁にはなりません。
それにもかかわらず、
答弁漏れがあったら再質問をするなどと言うのです。
なぜこんなことをするのか、
参ってしまいます。
2)国と地方の協議の場
明日、国と地方の協議の場の法制化のための、
実務検討会議を開催します。
今の予定では、
明日の会議でなんとか、
国と地方の考え方を一致させたいと思っています。
「総理と会議のかかわりをどうすべきか」が、
最後に残った争点になりそうです。
もちろん他にも、
いくつか論点がありますが、
それらは何とかクリアできそうな雰囲気です。
総理の位置づけについて、
さらに思いを巡らせて、
何とか明日、合意したいものです。
====
この法制化作業は、
地方側から提出された案をもとに、
国と地方が共同で法案化の作業を行っています。
内閣提出法案をこんな手順で策定することは、
日本の民主主義の歴史の中で、
初めてのことではないかと思います。
この国と地方の協議の場が、
うまく機能すれば日本の政治や行政が、
さらに国民本位のものへと
大きく転換する可能性があります。
私たちが、今行っている作業は、
そんな大きなことなのです。
私はもちろんですが、
実際に作業に当たる担当職員の皆さんにも
この仕事の重要さを再認識頂くとともに、
たいへん名誉な仕事に従事していることを
誇りに思って頂きたいと思います。
歴史の転換点、その入口に我々は立っています。