教科用図書検定調査審議会の報告に対する「パブリックコメント」への取り組みについて(緊急)
「教科用図書検定調査審議会」は、12月25日、教科書検定の透明化や教科書充実を求める報告書を、塩谷文部科学大臣に提出しました。教科書検定制度の改善については、沖縄戦の「集団死」への日本軍関与を否定した07年3月の教科書検定意見の不透明な審議過程に対する全国的な批判の中で、文科省が透明化に向けて検討することを示唆していたものです。
しかしながら、今回の報告は、①審議過程の公開は事後とする、②審議会の意見の公表は概略とするなど、国民に開かれた議論とは余りにもかけ離れたものです。文科省は、この報告の内容に関して、1月24日まで意見公募手続き(パブリックコメント)を募集しています。平和フォーラムおよび自治労としては、このような不十分な改善で今回の教科書検定制度の問題を終わらせるべきではないと考え、今後も取り組みを進めるとともに、緊急ではありますが、積極的な意見反映を行うべくパブリックコメントへの取り組みを要請します。
【文科省パブリックコメントURL】
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000359&OBJCD=100185&GROUP=
道本部でも、1月13日、道フォーラムの要請により、すでにFAXで下記文書を送信しています。
道本部09年1月13日付け文書をダウンロード