1)予算委員会
昨日の予算委員会で、
定額給付金について総理などに
質疑を行っています。
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この質疑について、全国の皆様から、
多数の激励のメールや連絡を頂きました。
・ 国会質疑を初めて見る気になった
・ 分かりやすかった
・ 地方の目線で質疑してくれた
・ 自治体の現状を伝えてくれた
こんな評価を頂き、本当に有り難く思います。
その反面、次のような
否定的な声があったのも事実です。
・ 無駄な50分だった
・ 自治体の立場ばかりだ
・ 定額給付金が欲しい人の立場ではない
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私としては、
・ 財政の観点
・ 自治体事務の観点
・ 分権の観点
・ 目的と効果の観点
このいずれの点からも、
定額給付金が適切な事業ではないことを
指摘したかったのですが、
必ずしも十分ではなかった
との反省があるのも事実です。
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私の反省と合わせて昨日は、
ショックなことがありました。
総理が人の顔を見ないことです。
他の閣僚の皆さんは、質疑で呼びかけると、
首を上げるなり、
しかりと反応して人の話を聞こうとします。
ところが総理は、
冒頭に「よろしくお願いします」と話しても、
頭を上げようとしません。
この姿勢は、
質問中も終始一貫した態度でした。
「さて、そこで総理に…」と、
総理に質問を振り向けても頭を上げないのです。
人を小馬鹿にしたような態度は
いつもの通りなのですが、
それ以上に質疑者を見ないことに呆れました。
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さらに
定額給付金事業は、
「自治体に何の裁量も与えられていない
地方分権に反した中央の押し付け」
と私が指摘したことに対し、
麻生総理は、
「地方の市民のみなさんが
給付金を自由に使える裁量があるから
地方分権だ」
と答弁をしたことに、絶望感を覚えました。
こんな人を相手に我々は議論していたのです。
これでは、
まともなやり取りになるはずがありません。
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昨日の反省を踏まえて、
今後は、
総理がまともな答弁をしないことを前提に
質疑のイメージトレーニングを
しなければならないことを痛感しました。
まともに答弁をしないことは
ある種の議会技術ですが、
麻生総理は、
まともに答弁をしないのではなく、
そもそも答弁内容そのものが、
まともではないのです。
鳩山大臣、舛添大臣は、
それなりに真摯に
答弁をしようとしていたことが伝わります。
しかし、麻生総理には、
そうした姿勢が微塵も感じられません。
総理との質疑は、
相手がまともには答えないこと、
分権や自治、民主主義については、
まともな議論が通用しないことを基本にしつつ、
さらに私の喋りを極力減らすことを念頭に
イメージトレーニングを重ねます。
今度は、来年度本予算での
質疑になろうかと思いますが、
それに向かって準備を進めます。
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全国の皆さん、
8区の皆さん、
そしてニセコの皆さんからの応援に
心から感謝しています。
今日は、
12時30分から有楽町マリオン前で、
定額給付金について街宣を行う予定です。
雪になるかもしれません、
北国育ちの私には、
雨よりも雪がずっと相応しく思います