いったい、解散総選挙はいつあるのだろう。そんなことは当の麻生総理もわからなくなっているに違いない。
金融危機のお膝元のアメリカでは、黒人初の大統領オバマが誕生し、政治に活気があふれ、危機克服に向けた新鮮な空気が流れているというのに、この国の淀み具合はどうしたものだろう。
閉塞感を通り越して、絶望的な気分に覆われている。
逢坂議員によれば、永田町では昨夜あたりから、次のブラックジョークのような話が流布しているという。
>次の選挙は、総選挙じゃない。またしても自民党の総裁選挙だ。
これには、思わず反応してしまった。
もともと自民党内では、辞任した福田の後継は総裁選を争った小池百合子という話が根強かったという。
衆議院の任期は、来年の9月10日。この前に、総裁選をやって、小池人気?で任期切れ選挙へなだれ込もうというのか。
しかし、有権者を甘く見てはいけない。
誰が総理総裁になっても、今の議院内閣制の下では、政権の枠組み変えない限り、何も前に進まないことは、定額給付金の扱い一つでこんなに迷走しているだけでも、明らかになっている。
ましてや、年金や医療、格差是正など抜本改革が求められる難題をクリアすることが自民党の政権の下では難しいと有権者は次第に感じとっているのだ。
「ブラックジョーク」が現実味を帯びてくる可能性はないとはいえない。しかし、自民党の政治生命はそこまで持ちこたえるだろうか。
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