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【逢坂議員の国会情報】国会の情勢は全く非常識

小泉政権終了後の、
大いなる政治空白を実感します。

安倍内閣の当初は、
中身の是非はともかくとして、
随分と威勢の良いものでしたが、
中盤以降一気に失速してしまいました。

特に昨年夏の参議院選挙以降は、
国会も政治的活動も
完全に開店休業状態になっています。

こうした状況を打破するためには、
解散総選挙しかないのですが、
それを避けるために政府与党の対策が
単なる弥縫的なものに終わったのは、
衆目の一致するところです。

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2度の総理の政権投げ出しという
前代未聞の失態を演じても、
さらに政権にしがみつくという醜態を
麻生政権は晒しています。

ここに、
彼らにとっては都合良く、
世界的経済金融危機が降りかかり、
それへの対策を講ずることを理由にして、
また政権にしがみついています。

ここで政策的に大振りな本格的なものを
打ち出せるならいざ知らず、
場当たり的なバラマキ対策しか
打ち出せていません。

さらにこのバラマキ対策と言われる、
2兆円の減税も
政府与党内の足並みが乱れ、
どこが落とし所になるのか
まったく見えていません。

自治体への交付金1兆円も同様です。

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とにかくあがけば、あがくほど、
政治空白を拡大させていることを
なぜ認識しないのか、
私には理解できません。

金融・経済にとどまらず、
福祉・医療・教育・地方財政など、
課題は山積しています。

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臨時国会は、何も動かないままに、
会期末まで20日余となっているのです。

今の日本の現実を、
真に憂う政治家なら、
こうした政治空白は一刻も早く解消し、
まともな議論ができる体制を、
即、確立しなければならない
と思うのが当然です。

しかし、麻生総理をはじめ
政権与党の皆さん、
特に自民党の皆さんは、
政権にしがみつくだけが
目的になってしまいました。

国民にとって最悪の選択なのです。

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昨日も国会で、ある官僚から
本音とも言える発言を聞きました。

・ 来年度の予算編成が進まない
  と財務省が嘆いている
・ 例年より作業が、ひと月は遅れている
・ 政権の基盤が脆弱なので、
  どこを向いて予算編成をすれば良いか分からない

こんな趣旨の話です。

選挙をしない今のままの状態が、
政治空白であることを、国民の皆様には、
是非、認識してもらいたいと思います。

2)総理の狂気
麻生総理が昨日、
地方分権改革推進委員会の
丹羽宇一郎委員長と会談し、
国土交通省の出先機関である地方整備局、
農林水産省の出先機関である地方農政局を
原則として廃止する考えを表明した、
と報じられています。

北海道新聞では、
開発局についても
事実上廃止を打ち出したものだとしています。

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麻生総理は、
こうした一見大胆に見えそうな発言で、
国民の注目を引こうとしているのでしょうか?

完全に履き違えています。

というより狂っています。

こうした前後を考えない発言を
すればするほど内閣は混乱します。

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麻生内閣は、不完全内閣です。

その内閣が、こんな大振りな政策を、
今、言い出すのは、御法度です。

国民の応援、お墨付きを得て、
こうした大規模な制度改正を
行うべきなのです。

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自党内部の都合で、
暫定的に権力の座についたのが、
麻生内閣です。

その立場をわきまえずに、
本格内閣のようなことを演じ始めました。

狂った権力者ほど悲惨なものはありません。

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2兆円の給付金、
自治体への1兆円の特例交付、
そしてこの農政局の廃止など、
麻生政権破滅の序曲が始まったようです。

しかし、これで困るのは、
麻生総理本人ではありません。

一番困るのは、国民なのです。

コメント (1)

イモ:

全く同感ですね。

アメリカ大統領選挙とは対照的に、政治の沈黙だけが続く日本です。

この国の主権はいったい誰にあるのか、解散権を握る麻生総理にあるかのようです。

おそらく何を打ち出しても、一時的には支持が回復するでしょうが、ちょっと長い目で見てみると、確実に自民党支配の終焉に向かっているような気がします。

苛々が募る昨今ですが、きっと有権者の反乱は起こると考えています。

民主党は、この空き時間を利用して、新しい政治・経済改革のプログラムをしっかり議論して来るべき政権交代に備えてほしいです・・・

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2008年11月07日 10:05に投稿されたエントリーのページです。

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