吉澤事務局長ほか公務員連絡会事務局は、8月8日16時から、人事院給与局長交渉を実施し、勧告日延期と今後の日程を質した。
この交渉は、5日の人事院総裁交渉で、総裁から「勧告日については、8月7日となる予定である」との回答を得ていたにもかかわらず、6日夜になって突然、延期が通告され、大きな混乱を生じることとなったことから、その理由を質すとともに勧告日を明らかにさせるために実施したもので、人事院側は吉田給与局長、井上職員団体審議官、松尾職員団体審議官付参事官が対応した。
冒頭、吉澤事務局長が「総裁の回答では、7日に勧告するとのことであったので、その日程に合わせ、各構成組織ともにさまざまな準備を進めていたが、6日夜になって突然延期することが通告され、大きな混乱を生じた。遺憾なことであり、延期の理由と新たな日程を回答願いたい」と局長の見解を求めた。
これに対し、吉田給与局長は「5日の総裁回答では「7日に予定である」ことをお伝えしたが、6日に官邸から福田総理の日程を取れなくなったとの連絡を受け、日程の再調整を行うこととなり、結果として急な変更となった。こうした事情をご理解願いたい。調整の結果、11日午後に勧告を行う予定となっている。職員団体の皆さんが、組織的な準備を行い、現場で混乱が生じたことについては重く受け止めている」との考えを示した。
回答に対し、吉澤事務局長が①確信を持って11日に勧告を行うと受け止めてよいか②勧告内容に変更はないかと質したのに対し、吉田局長がいずれについても「その通りである」と答えたことから、これを確認し、交渉を締めくくった。