政府は、次の臨時国会を8月下旬召集、11月末閉会の日程で検討していました。
ところが与党内から、この日程に異論が出ているとのことです。
この時期に開会すると、年金問題などで野党に追及の場を与え、民主党の代表選を盛り上げてしまうなどの理由によって、9月中旬に召集すべきとの意見があるようです。
まったく与党の皆さんは、何を考えているか理解できません。
今、原油高などで国民生活は、大きな危機に直面しています。
いま直ぐにでも国会を召集して対応策を検討すべきなのですが、そうした危機感がないばかりか、先送りするというのです。
原油高を放置したツケによって、いま直ぐにでも補正予算が必要な情勢にもなっています。
しかし補正予算案を提出すれば、予算委員会を開かざるを得ず、さらに野党の追及が激しくなることが懸念されるため、仮に補正予算を出すにしても来年の通常国会との主張もあるようです。
いったい何を考えているのでしょうか。
今すぐにでも対応しなければ、多くの分野で取り返しのつかないことが起きかねません。
それを自分の党の保身だけのために、国民生活を捨ててまでも、国会を召集しないとは、理解できません。
私などは、即、招集して、現下の課題に対して、国をあげて対応策を検討すべき考えています。