少子化社会の中で、次世代育成支援の充実や待機児童対策として、保育所の役割が注目されています。しかし、その方向は、認可保育、幼稚園、学童・児童館等における状況は、運営財源をめぐる問題と規制緩和の動きとが連動し、いっそう厳しさを増しています。
民営化・民間移譲にむけた提案や市町村合併の絡みでの統廃合問題、そして新たな認定子ども園を含む幼保一元化への活発な動き、また職場では過重労働と非正規職員の増加など労働組合として対応すべき課題が多発しています。
こうした中で、保育所・幼稚園・学童・児童館をめぐる保育関係職場の課題整理とその対処方針について議論したいと考えます。ぜひ、保育集会にご参加下さい。
◇と き 2008年8月23日(土)9:30 〜17:00 (受付9:00)
◇場 所 札幌市 自治労会館4階ホール他(札幌市北区北6条西7丁目)
◇内 容
基調提起・規制緩和をめぐる情勢
自治労道本部社会福祉評議会
記念講演
1)「多様な特色ある保護者との対応について-
保育所・幼稚園・児童施設への無理難題の裏側にあるもの」
講師 大場信一さん(中央児童相談所長)
改定保育指針について
自治労本部社福評保育部会部会長 押野 成美 さん
分 散 会
第1-A分散会 「保育所のあり方を考える 〜民営化〜 」
分散会提起 自治労本部社会福祉評議会事務局長 秋野純一さん
公立保育所が民間委託・移管されてきていますが、規制改革・民間開放推進計画や自治体財政の逼迫の中で、一層拍車がかかることが危惧されます。民間委託や統廃合、幼保一元化の動向やその取り組み、市町村合併後の状況等を交流し、公立保育所として、地域に必要とされる役割やあり方などについて情報交換・意見交換を行ないます。
第1-B分散会 「保育所のあり方を考える 〜保育指針〜 」
分散会提起 自治労道本部社福評副議長 高橋眞理子さん
来年4月から保育指針が改定となります。いま、保育所は働く親への支援や地域の親子への支援が求められています。地域の必要性に応えられる保育所についてできることは何か、必要とされている支援とはなど、情報交換・意見交換を行ないます。
第2分散会 「児童館・学童保育交流会」
学童期の子どもをめぐる状況、子どもたちの居場所となる児童館、
学童保育所の役割、地域支援のあり方について交流します。