週末に参加した集会で、G8に意義を唱えるNGOが強調するスローガンは「反グローバリズム」すなわち金儲けに血眼になり世界を駆け巡る多国籍企業とそれを擁護する政府(新自由主義者)への猛烈な批判である。
農業の疲弊、格差の拡大とあからさまな貧困、燃料の高騰、食料・日用品の値上げ・・・
この国内の日常のできごとが実は世界的にどこの国でも起きていることがスピーカーの口から異口同音に語られた。
日本の新自由主義=「小泉構造改革」の前に政党は、社会主義的価値観を後退させ、労働運動は「抵抗闘争」を嫌悪したように思える。
でも、世界の活動家は連帯しグローバリズムにNO!をつきつけ粘り強く抵抗していた。
経済評論家内橋克人氏推薦で、「WTO徹底批判!」(作品社、杉村昌昭訳)の著者であり、国際NGO組織「ATTAC」の副代表著スーザン・ジョージさんは、次のように述べている。
「新自由主義・超国家主義企業・臆病あるいは従順な政府は、行き過ぎまで行くだろう」
「・・・、われわれがしようと思うことは、国際的空間において民主主義を確立することである」
久しぶりにデモッた。30度を超える猛暑の中、集会2時間、デモ1時間半という長時間だったが、晴れやかなすっきりした気分のいい週末だった。
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