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【朔風プレミアム】ミッションを失った霞ヶ関の役人

こう指摘するのは、前鳥取県知事で慶応義塾大学教授の片山善博さんだ。先週、山口二郎北大教授の招きで来札、時計台ホールで、歯に衣を着せぬ語り口で講演した。

ミッションとは使命のこと。

片山さんは、霞ヶ関の役人つまり官僚は、そもそも国民のためにいい行動をすることがミッションなのだが、今は自分たちの権益や利益、組織を守るために汲々としている、と指弾する。


日銀人事と暫定税率にしても官僚の思い通りに行かなくなった。大混乱しているのは官僚ではないかという。

日銀は大蔵省の時代から官僚の天下り先となっている。ガソリン税も大衆課税化して特定財源の意味がなくなった。ともに官僚の思うどおりに維持できなかった。

昨夏から政治の力関係が変化しているにもかかわらず、旧態依然として政治家を動かしつつ既得権益を守るために足掻いているのが今の霞ヶ関だというのだ。

東大法学部卒、上級採用、24年官僚として過ごしたひとの言葉だけに真実味があった。

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2008年04月07日 09:01に投稿されたエントリーのページです。

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