衛生医療評議会は、深刻化する地域医療の現状とそこにおける公立病院の役割及び「公立病院改革ガイドライン」の地域医療に与える影響について国会議員と共有するため3月12日9時半から11時まで参議院議員会館内において標記集会を約70人の参加で開催した。
国会議員については、自治労協力国会議員団および民主党・社民党の厚生労働委員会委員に呼びかけた。国会議員参加者は、議員本人が14人、秘書9人、その他関係者3人(そのうち協力国会議員以外の議員本人が4人、秘書が2人)。
淑徳大学准教授の結城さんから「公立病院改革ガイドラインと地域医療への影響について」の説明を受けた後、2月12日超党派の国会議員により結成された医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟の呼びかけ人の仙谷由人議員から問題提起を受けた。
意見交換では、北海道、宮城、島根から深刻な地域医療の現状と取り組みについて発言がされ、各議員から地域医療の現状についての問題意識が示された。基調講演をいただいた仙谷議員からは、「地域医療の実情の実情については同じ認識だ。地域医療をどうするか行動できるのは自治労の地域の皆さんなので、具体的な取り組みを通じて地域の実践モデルを示して欲しい。それらを具体的に国会に持ち込んで欲しい」と、アドバイスと激励をもらった。