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【朔風プレミアム】道本部新委員長・書記長が夕張市職労を訪問

自治労道本部三浦新委員長らが、12日、大会後初めて夕張市を訪れ、市職労の代表者と対話した。道本部からは山上新書記長、杉谷副委員長、井上企画総務部長が同行、市職労からは、厚谷委員長、佐藤書記長、秋山副委員長らが出席した。

【画像】夕張市職労書記局。正面で話しをしているのが山上書記長。その隣が杉谷副委員長、三浦委員長。

夕張市は、この11月で、財政再建団体へ移行してちょうど半年が経過するが、執行部は、異口同音に「直面する最大の問題は、退職による職員の流出」だという。

夕張市では昨年度末に幹部職員はじめ想定を超える大量の退職者を出し、業務量の増大と超過勤務が続いてきたが、さらに、今年度末、大幅な流出が予測されている。このままでは最低限の行政サービスさえも危ぶまれている。

【画像】左から、秋山副委員長、厚谷委員長、佐藤書記長

市職労は、この職員の流出を回避しなければ市役所自体が麻痺してしまうとして危機感を強め、早急に具体的な対策を実施すべく市長に要求し交渉を続けているが、満足のいく回答は得られていない。

道本部は、対話集会終了後、藤倉市長にも面会し、退職問題について要請したが、現状認識は希薄で、具体的な手立てについては模索状態。

すべての面で全国最低をかかげる夕張市の再建計画。給与面では、給料の30%カット、手当て分も含めて年収では40%の減収。50台半ばの職員で年収400万程度である。

限界を超えた賃金・労働条件の回復は夕張市役所に残って働き続ける職員だけではなく、最低限の市民生活の確保のためにも解決しなければならない懸案事項になっている。

道本部は、引き続き市職労、地本および道議会などとも連携して、直面する課題の解決にあたっていく。

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2007年11月12日 16:36に投稿されたエントリーのページです。

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