義援金チーム報告 6月22日
貴重な人材を1人引き抜かれても陽気にラーメン食べて遊んでると思われると困るので、少しまじめにレポートします。
義義援金チーム2人、は第10班から引き続き、災害義援金およびび被災者再建支援金の支給申請にかかる内容審査、システム入力、入力データのエラー潰しを行っています。
健康福祉課主任のもと、八幡平市からの派遣1人、盛岡市2人、静岡県2人の職員とともに作業にあたっています。
これまでの総処理件数は、義援金2900件、支援金2700件。
義援金については町からの支給になることから、一刻も早く被災者に届けるため、申請から最短1週間での口座への振込みを目標にがんばっています。
チーム掛矢隊と違って、事務職員には派手なアクションはありません。
しかし、被災地の姿とともにもう一つ、僕がここに来て知りたかったのは、震災発生直後から翌日、一週間、その後と続く長い長い時間、被災者であると同時に公務員である役場の職員の方は、どのような時間を送ったのか。
でも、職員さんの事情を知らない僕はなにも聞くことはできませんでした。
事務作業を始めて3日目の今日、少しずつではあるのですが雑談の中で、冗談交じりで話してくれました。
地震直後は役場の裏山にみんなで逃げたこと、津波が来たあと役場の屋上から街を眺めたこと、小さな火が上がったこと。
最初は本当に小さな炎だったのが街一面に広がり2日間燃え続けたこと、ただ呆然とながめたこと、なにもできなかったこと。
沖に浮かぶ島は、海水浴場になっていてとてもきれいな砂浜だそうです。
「でも今年はだめだなー。行方不明者上がってきたら困るしなー、あははは」と主任は静かに笑いました。
しかし、私はぜんぜん笑えませんでした。