見出しの表示は下記の通りグループごとに☆、☆2、☆3、☆4、☆5、☆6、☆7、☆8、☆9、☆10(☆10は第10グループのこと)としています。
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第1日目 6月12日(日)第10グループ報告者=道本部・岡本
北海道の復興支援活動第10グループは、奇しくも震災発生から3カ月目になる、6月11日に花巻空港に到着した。
ベースキャンプのある宮古市までの移動は、時間調整のため、盛岡市内で貸し切りバス到着時間まで約5時間のフリータイムとなった。
折から、地元では「ちゃぐちゃぐ馬っこ」のパレード当日とあって、盛岡駅前では、子どもと馬っこが華やかないでたちで、お披露目を行っていた。
昼食は、「わんこそば」に挑戦した人や回転寿司で2千円の商品券をゲットした人など、思い思いに昼食をとってから、宮古市のベースキャンプへ所要時間1時間40分ほどの移動となった。
山間の自動車専用道路を抜け、宮古市内に入るとそれまでの景色は一変し、津波の爪あとはいまだに生々しい。
これまでの車内の雰囲気も一変し、これからの生活と活動を考えて緊張感につつまれる。
当日は、全体の打ち合わせと夕食のあと、各県ごとに引継ぎをおこなった。北海道は、第9グループから始まった山田町(宮古市の南約30kmほど)の、義援金・支援金給付支援と仮設住宅と入居者支援の内容の引継ぎを受ける。
引き継ぐ第9グループの、なんとまあ表情の生き生きとしていることか。重責を果たした達成感か、それとも同じ苦労を味あわせることになる屈折した快感?からか、いずれにしても、明日からの支援活動に不安と緊張感を抱きながら、全国からの参加者25人とともに、全員同室の修学旅行状態で、眠りに着いた。