第5グループ:1・2班グリーンピア
今日は道本部・上島女性部長からの報告です。
上島さんは現在、避難所グリーンピアにいます。
消灯前ぎりぎりに送ってくれました。
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5月12日21:30
本日私は夜からの勤務なので、日中は宮古市街を散策しました。津波被害のようすはすでに三上特派員から報告済みですので、重複しないように報告したいと思います。
まずは、市役所庁舎に行ってみました。庁舎1階が浸水したとのことですが、玄関の上まで水が来たことを示す跡が残っていました。
<庁舎入り口>
1階では、義援金申請の受付が行われていました。こちらでは山形県本部の仲間が受付業務の支援を行っていました。ご苦労さまです。
<山形県本部>
テレビで、黒い海水が堤防を越えてマチへ流れ込む映像がよく流されましたが、それはこの市役所庁舎の6階から撮影したものです。
<庁舎>
堤防に登って気づいたのが、海抜が低いこと。海と陸地の高さがほぼ同じです。
<堤防>
連合岩手宮古地区協議会の建物も津波の被害を受けていました。左奥に見えるのが市役所庁舎。
<連合>
産直のお店を発見。宮古の新鮮野菜がお手ごろ価格で売られていました。避難所にいる人達に新鮮生野菜を食べさせてあげたいなーと思ってキャベツとしばらくにらめっこしていたのですが、430人分の千切りをする自信がなく断念しました。
<産直>
商店街では、営業しているお店、営業準備中のお店、解体予定のお店が混在しています。
<信金>
そんな中、営業している美容室を発見。日ごろなかなか髪を切りに行く時間がなかったので、ここで髪を切っていくことにしました。
カット中、美容師さんからいろいろなお話を聞くことができました。このお店も被害を受けしばらく営業ができなかったため、その間別店舗で無料でカットのサービスを行っていたそうです。毎日80人くらいが訪れ、たくさんの人のカットを行った結果、「今カットが暇なんですよ。切りすぎちゃいました」と言っていました。
また、自分の家は被害が無かったけど周りが被害を受けているため、「あまりすっきりした髪にしないでくれ」とか「いつもよりメッシュを2本減らしてくれ」などの自粛注文?も結構あったそうです。
これから、支援に入るみなさん、ぜひこちら宮古市の商店街を利用し、経済での復興支援も行いましょう。
ちなみに、夕食のとき隣に座った秋田県本部の女性は「あれ、髪切りました?」とすぐに気づいてくれたけど、わが北海道団の男性陣は誰一人気づいてくれませんでした。これだから男の人は・・・。
<美容師>
さて、今夜から24時間の避難所勤務です。ボランティアリーダーの船越さんによると、自治労支援団の女性で24時間勤務は初めてだそうです。24時間勤務と言っても、9時半で消灯となりきちんと仮眠時間も確保されているので問題なし。
夜の避難所は人の出入りもなく、とても静かです。子ども達も学習コーナーで静かに勉強しています。
今夜から雨が降るようなので、雨漏りが心配です。それと少し寒いので、ストーブをつけたまま寝ることになりそうです。
札幌病職の太田さんと宮古市の職員の方達と、がんばりまーす。
<学習コーナー>